雨上がり、予想以上に晴れた朝
今日は初めての道を登る。
先ずは車で六合村まで、県内だけど高速が無いのでちょっと遠い。
榛名山麓を巻き、八ッ場ダムにてトイレ休憩。
朝から賑わう道の駅、野菜を納品に来たおばちゃん達が元気だ。
水陸両用バス、これでダム湖遊覧できるらしい。
殆どの車はこの先を草津方面へ、ここから六合村への道を左折すると更に山は深くなる。
六合村道の駅、食堂と物産販売所とトイレ、こじんまりとした道の駅だ。
一段下に降りると広い駐車場があり、奥に日帰り温泉と足湯がある。
駐車場から見上げた道の駅の裏側。
お蕎麦屋さんと物産販売所。
この辺りは温泉が多い。
日帰り温泉『応徳温泉』。
入りたいけど今日は時間が無いのでパスだな
こちらが足湯、無料のようだ。
10時、道の駅スタート。
こちらが足湯、無料のようだ。
10時、道の駅スタート。
予定通りだ。
ショートカットの道を通り過ぎてしまい、少し下って左折。
橋を渡って集落を登る。
いきなりの急登にヨロヨロフラフラ
なんとか登りきったけど、すっかり意気消沈。
冷たい木枯らしも吹いてくる。
私ってこんなに登れなくなったんだ…
未知のルートを一人で登る不安…
行こうか止めようか…
ウィンドブレーカーを着たり脱いだり、脱いだり着たり…
暫く立ち止まって考える。
草津白根がすぐ近くに見えた。
つまんないこと考えてもしょうがないでしょ、登れー
ペダルを踏み続ければゴールは近づくのだ。
目の前の坂にビビっていたがカーブを曲がるとさほどでもなかった。最初の一段目が急なだけのよう、いつも登ってる坂のほうが急じゃん。
日の当たらないジメジメした林を一段登ると木洩れ日の広葉樹林になった。
ウインドブレーカーを脱いでひと休み。
暮坂峠への道には若山牧水の歌碑が所々に建っている。
若山牧水の歩いた道なのだ。
達筆すぎて読めない
バカは笑いにすることではなく恥ずかしいことだ。
右側には堰堤と小さなダム湖。
この道は沢沿いに登っていくらしい。
木々の間から草津方面がちらり。
急ぐ秋を惜しむような草花と虫たち。
『野菊の墓』の野菊はこんな花だったろうか?
最初の歌碑を過ぎるとたいした傾斜ではなく、明るい広葉樹林をゆるポタといった感じの快適なルートだ。
止めないで良かったね(単純なのよ)
渓谷が渓流となる。
平日は車も少なく快適なルートだ。
さっきの不安はどこへやら…。
写真撮りながらジワジワ登る。
目的地の暮坂峠はなかなか現れない。
キャンプ場入口とかお蕎麦屋さんとかオシャレなレストランとか通り過ぎても肝心の目的地はまだ先のようだ。
ジワリジワリの登り、けっこう汗かくのよね。
ゼーゼー言い出した頃に着いたよ、暮坂峠。
ヤッター
若山牧水歌碑。
こちらは歌碑建立の際に建てられたか、奥様?娘さん?の詩。
暮坂峠の名を知ったのは高校生の頃。
山岳部顧問の先生が「暮坂峠を歩きたいんだよね」と仰っていた。
くれさかとうげ…と言う響にロマンチックなイメージを勝手に広げていた。
「薄暗い山の中に苔むした石碑がポツンと建っている」イメージとは違い、明るく開けた峠に石碑と石像、東屋とベンチ、反対側には広い駐車場とお洒落なカフェが建っていた。
八重の秋明菊、初めて見たよ。
コスモスに似ている。
到着して写真撮影をしていたら反対側からお友達が登ってきた。
なんてグッドタイミング
まるで測ったみたい。
ただスタートの場所と時間を指定されて登ってきただけなのにね。
無事合流できて安心、心細さがすっ飛んだ(単純)
カフェにはサイクルラックも設置されていた。
オフロードバイクやマウンテンバイクの人が多いらしい。
温かく燃える暖炉はホッとするね。
ホットサンドセット。
ハムタマゴとあずきバター、挽きたてコーヒー、美味しい
外は木枯らし、温かい食事と暖炉に癒やされる。
休憩の後、登ってきた道を引き返す。
一時間以上かけて登った道も下りは一気に10数分。
あんなに苦しかった登りも下りは一瞬だ。
橋の上から川を見下ろす。
上流の温泉が流れ込んでいるのだろう、エメラルドグリーンの水と赤茶色の川床。
高くて怖いから写真が撮れない
下りで冷えた身体を温めるきのこ蕎麦。
えっ、また食うの???
いや〜さっきのは朝ごはん、これはお昼ごはん
食堂はカレーが種類豊富で美味しそうだったけど、さすがにカレーまで入る余裕はない
お蕎麦おいしかったです。
お友達はまだまだ走るのでここでお別れ。
車の戻って撤収。
暮坂峠まで行けたことで大満足。
温泉に入れないのが残念だが、夜の部の予定があるので急いで帰らなくてはならない。
いつの間にか青空は消え、怪し気な雲に空は覆われていた。
八ッ場ダム辺りから雨がポツリポツリ。
信号待ちで丸岩をパチリ。
丁度、水陸両用バスがやってきた。
榛名山麓を越える間、パラパラ程度の雨が降り続く。
山は木枯らしだったが雨ももう冷たい。
家に着くと雨脚が強くなった。
友が雨に濡れていないことを願う。