帰宅すると最初にキッチンで手を洗う。
冷たい水だ。
手を洗っているとふっと水仙の香りが漂う。
先日の雪で頭を垂れてしまった花を切って空き瓶に刺しておいた。
高貴なスッとした背筋の伸びるような香り。
花の香りはささくれた心を慰めてくれる。
花は素晴らしい。
ただただ自分の為に美しく咲く。
花として咲くだけで人の為に咲いているのでは無いのに、人の心を癒やす。
くだらない事で愚痴ばかり言って周囲を不快にさせる人は、自分が他人を不快にさせていることに気づいていない。
人よりも花のほうが強く美しい。
花の香りに助けられたひと時でした。