1/25昼
さて息抜きに昼から出掛けた。
とは言っても、行きたかったのはペット霊園の下見も兼ねた見学。
見学というか、駐車場から霊園の雰囲気を感じに行ってきた、と言った方が正しいかな。
家から10分のところと、15分のところと、田舎だから近場に2件もあった。
車で敷地に入っても、中にまで入る勇気は無くて止めた。
焼場の煙突が見えただけで足が動かなくなった。
どちらの霊園も静かで誰もいない。
合同の大きなお墓と、背の低いお墓が人間の墓地のようにたくさん並んでいる。
どれもピカピカに磨かれて、どのお墓も色とりどりのキレイなお花でいっぱいだった。
すごい、、、。
冬の色の無い田舎の景色の中で、ここだけ別世界みたい。
お墓に刻んである名前、メッセージ。
「安らかにお休み」
「たくさんの笑顔をありがとう」
「愛しい子」
この、「愛しい子」が泣けた。
毛筆の優しい書体で彫られていて、たったこれだけの言葉に、どれだけ「その子」を愛していたかが凝縮されている気がして。
私の愛しい子。
私の愛しい茶子。
お墓を建てるのもいいな。
それなら家から近いこの2件になる。
でも迷ってる、お骨を家に置いて仏壇のようにしたい気もする。
色んな選択肢を頭に入れて、その時が来たら自分の感覚を信じて、どうするか決めるとは思うんだけどね。
実は、この2件の他に気になってるところがある。
動物の死に対して、お経をあげて弔う為に出家して和尚様になった方のいる霊園が新潟県にあるのだ。
遠いし冬で雪道が心配。
でも、そんな和尚様に心のこもったお経で弔ってもらえたら、、私も茶子も安らぐだろうな。
まぁ、いま決める必要もない。
そして、選択肢は多い方がいい。
父が末期癌で余命3ヶ月と宣告された時も、父は自分が死んだあと家族が大変にならないようにと、出来る限りの書類やら届けやらをキチンと整理していた。
余命とは残酷だけど、本人や身内の心や生活の準備をする期間がある。
その期間はとても短くて、心や身体、または金銭的など、多方面に痛みを凝縮する期間でもあるわけだけど。。
私はいま必死だ。
茶子が消化器型悪性リンパ腫で余命わずかで、この件に関する多方面の情報を集められるだけ集めて、体験談も検索したり、本を購入したりして読みまくっている。
動物病院の先生の記事やブログも。
知識を得ることに躍起になっている。
今回の霊園の下見も、その一つ。
今後、起こり得る様々な事例を頭に入れておかないと落ち着かないのだ。
覚悟を決めるための材料が欲しい、という意味合いも非常に大きい。
霊園の下見をして、答えは出たわけではないけど、選択肢が増え、より明確になった。
気分転換でノンビリ、、、とは真逆だけど、有意義ではあったと思う。