「民度が高いからコロナの死者が少ない」という麻生大臣の話 … 民度が高くないから麻生氏などがまだ威張って入れるのでは?

20年6月5日(金)朝日新聞デジタル版の記事を引用しよう。

自民党の「麻生派」の議員とのことだが中西健治氏が次のように発言した。
中西氏 日本が世界の先進国の中でも数少ない自由を最大限に尊重する国であり、もはやアジアに残された稀有(けう)な国だ。我が国の新型コロナ対応が世界的に見ても、統制色が極めて薄いことはご承知の通りだ。自由という価値を守り続けてきたことは大変高い評価が受けられるべきものではないか。

これに対して副総理で財務大臣の麻生太郎氏はこう答えた。(ちょっと長いけれども面白いから載せたおこう)。
麻生氏 自由って言うけど、憲法上できなかったから、結果としてなっただけであって、そういった見識をもってこれに臨んだのかねぇ。結果として、これが最大限だった、っていうふうに理解して、それでも効果があったというところがミソですかねぇ。どうして日本だけこうなったのかは、厚生(労働)省と医者とかがいろいろ検証してもらわなきゃいかんのだと思いますけれども。
 こういうのは死亡率が一番問題なんですけども、人口比で100万人当たり日本は7人ですよね。こういうのは結果は死亡者ですから。戦争も何もみんな、最終的に死亡者が何人でその戦争が勝ったか負けたか、って言われるような話になりますんで。「なんかお前らだけ薬を持ってるのか」ってよく電話がかかってきた時、私どもとしては、これ、そういった人たちの質問には、「お宅とうちの国とは国民の民度のレベルが違うんだ」と言って、いつも、みんな、絶句して黙るんですけれども。このところ、その種の電話もなくなりましたから、何となく、これ定着しつつあるんだと思いますけれども。

続けて、次も上と同程度に考えさせられる回答だ。
 やっぱり島国ですから、なんとなく連帯的も強かったし、国民が政府の要請に対して極めて協調してもらったっていうことなんだと思いますけれども。また「DNAがどうした」とか、みんな分かったようなことをテレビで言っている人がいますけど、ついこの間まで「このままいったら45万人死ぬ」って言ってた人たちが、よう、どのツラ下げてあんなこと言えんのかね、と思うぐらい言ってますわね。不思議だなと思って。それだけ表現は自由なんでしょうなぁ。国民のご協力があったというのが一番、それに尽きる。だと思いますけれども。

私の感想。
 皮肉の一つも言ってやりたい。「日本人の民度がそれほど高くないから麻生程度の男が総理大臣になったり副総理になったりしていれるのでは?」と。

「民度が高くないから、あれだけ公文書をごまかし国民の血税である国費をいい加減なリクツをいって乱費している総理大臣を長い間『総理大臣』にとどめているのでは?」と。
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