札幌市の「敬老優待乗車証」の改悪

 札幌市はこれまで「敬老優待乗車証」を、70歳以上の高齢者に保障していた。70歳以上、年間7万円相当の乗車カードだ。これは非常に有効だった。私の場合、今年でいえば、2月いっぱいで乗車証の期限は切れる。しかし、これは「おれも何十年も札幌市のために働いてきた。税金もたくさん払ってきた。それへの『お返し』だろう」と思っていた。
しかし、今の市政担当者は、来年度からこの中身を切り下げる方針だ。きびしい批判もあって市当局も「譲歩」したというが、それでも金額は7万円から4万円に、年齢も70歳から75歳へと「改悪」するという。
市の負担を減らそうということだが、現役世代から「年寄りだけ優遇しているのではないか」という批判に対応することでもあるのだという。

私たち高齢者たちは誰もが、少ない収入から多額の税(国税、道市民税、市バス・市電代なども含めて)を払ってきた。「年寄りだけ優遇するな」といった批判などもってのほかだ。これまでの高負担を考えれば、交通費の軽減など当然ではないか、と思う。


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