登校拒否・不登校を考える夏の全国大会in北海道

がいよいよ明後日から始まる。明日は「世話人合宿」なので事実上は明日からのスタートということになる。会場は定山渓グランドホテル。
昨年の今ころ高知大会で「来年の北海道大会をいっそう成功させたい」と叫んだことが、つい昨日のことのように思われる。今のところ320人以上集まりそうだし、北海道各地からも150人前後来るという。

札幌の上田市長も来賓としてメッセージを寄せてくれることになっている。私はこの大会の「現地実行委員長」という立場で開催要領に載せた挨拶文を参考までに掲げる。

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北の大地で「自由と創造」の教育づくりに向けて(現地実行委員長 亀貝一義)

 全国大会参加者のみなさん、ようこそ札幌の地に。
 昨年7月末、高知で約束をした「札幌でも成功を」が果たせたかどうか不安でもありますが、北海道のフリースクールの関係者と父母たち、学生たち、心を寄せてくれた市民の皆さんとともに奮闘しました。 
 日本の今後にとって、重要な地位を占める北海道を感じ取っていただきたいと思います。「中央よりも地方」「官よりも民」「アメリカよりもアジア」「コンクリートから人へ」、これらのコピーがますます輝きを増してくるこの時期、北海道が果たしていく役割は大きいと思います。
 明治時代、札幌農学校出身の新渡戸稲造は日本最初のフリースクールともいうべき「遠友夜学校」を札幌に地でつくりました。さまざまな事情で学ぶことができない若者たちに学びの機会をつくり出してきたこの夜学校は、約50年間、戦争で押しつぶされるまで学生たちのボランティア活動によって支えられました。
 札幌市は今年度、「フリースクール補助要綱」を決めました。市町村レベルとしては全国初の試みです。今後も、私たちフリースクール関係者や不登校の親たちと協議していくことになっています。札幌が、教育の分野でも大きな発信地になっていることに誇りを感じています。
 23年目で初めて北の大地で開かれるこの大会が、まさに「自由と創造の教育」づくりの一礎石になることを信じて努力してきました。これが実を結ぶことになると願っています。


 

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