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日記 … Kametarou Blog
「公共の企業化」って知っていますか
今日6日の「しんぶん赤旗」で経済評論家の内橋克人さんの「新型コロナが問う日本と世界」という記事がある。
新型コロナにかかわる問題が毎日指摘される。例えばPCR検査が非常に進まない。早く検査体制を、と3月時点から強調されているのに、今も同じだ。こういうことについて内橋さんは、「例えば保健所は、1990年代には850カ所あったものが、2019年時点では472カ所になっている」。ほぼ半減といっていい。こういう状態は自民党政治の中で一貫して進められてきた「公共の企業化」政策の結果だという。
市場原理至上主義がその原理なのだとか。公共のインフラが利益追求の対象となっている、医療とか社会保障の枠組みを「無残なまでに萎縮させてしまいました」と内橋さんは嘆く。
毎日検査がなぜ進まないのか、と識者が嘆くのだがその問題点の重要なところは、やはり政治の欠陥にあったのか、と分かった。
安倍政権はコロナによって「景気は緩やかに回復していたのに逆の傾向が生まれた」といった惨事便乗の論理が行われていると批判する。
私たちも新型コロナウイルスによる惨事の根本問題などに関心をもっていなければさらに深刻な事態を招きかねないと思う。
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