コロナ、全国的検査態勢を! 「闘争司令部」がない!

お昼ころ退勤し帰宅した。テレビは今日も新型コロナの問題を熱をこめて報道。日本はとにかく検査態勢が弱い。今感染者数は、全世界で410万人、死者数は28万人。これに対して日本はNHKの数字で感染者数は1.6万人、死者数は633人だ。

しかしテレビ報道でいえば、日本は検査が非常にあいまいだという。実際には報道されている数の何倍もあるのではないか、とのこと。それは(私はよく分からないが調査法として)PCR検査がきわめて少ない。それはこの装置があるのは大学なのだそうだが、大学のそれがあまり活用されていないとのこと。

なぜかといえば、大学管轄は文科省、病気等は厚労省。この縦割りの違いは協力共同を阻害しているからとのこと。山梨大学とか北大などの先生もテレビで言っているが、上からの統一的指令がない。

結局、感染しているかどうかは全国的な徹底的な調査が行われることはないから全体をつかむことができないとのこと。ある専門家は「必ず次の感染増大の波が来る」という。

ところが大学などには、いろいろな「資源」がこの国難の時に活かされることなく眠っている。政治のトップにある者がこの事態を全国的視野で打開し問題解決の方向をどうやって創り出すか、自分(例えば安部首相やその周辺)ができないのなら、この司令部を早急に創り出す手立てを提起すればいいのだがそれがない。
私たちでも分かることをやり得ていない。この無能さの問題点はどこにあるのだろう。

例えば政府首脳が、「新型コロナウイルスと戦い、これに打ち勝つための闘争本部を、何某を長官としてさらに20人の専門家や行政トップで構成する」というような仕組みができないものか。

厚労省の管轄だ、大学の有能な人材や医療資源の活用は文科省だ、また具体的な施策は都道府県だ、などとごちゃごちゃ言っていてさっぱりことが進まない。そして誰もが「スピード感をもって」とか言っている。困った日本の現状だ。

政府が無能なら野党で政治をリードできる提案をする者はいないのだろうか。

さっきの「報道1930」で立憲民主党代表の枝野さんが、「今必要なことは『公の力』だ」といっていた。上に記したことと通じるのではないか。であれば枝野さんの立場から全力をもって「公の力」を創り出すために奮闘してもらいたい。


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