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日記 … Kametarou Blog
不登校も学校でのいじめも「最高」の数字
これは28日の朝日の記事。
文科省の調査によると、これまでの「年間30日欠席した不登校の小中学生は12万6009人」(他に90日以上の欠席者が7万2324人、1日も出席しなかった数は4402人)。
さらにいじめは、小中高と特別支援学校が把握している数で22万4540件(前年比約3万6000件増)。
これらの数字は1991年度以降最高であるとのこと。
詳しい文科省のデーターにはまだ触れることができていないのだが、これらは何を物語っているのだろうか。学校で、子どもたちの人間関係、それは結局は教師の問題意識の不足と教師集団のまとまりのなさなどが要因としてあるのだろうし、不登校で言えば、現在の学校制度のあり方が問題であると言えるのだろうと思う。
私はこれまで「不登校の子どもたちは今の学校のあり方(制度的、内容的な)をからだを張って告発している」という意味のことを強調してきた。
文科省は今夏「不登校を『問題行動』と判断してはいけない」とし「寄り添い、共感的理解と受容の姿勢を持つ」と指摘した。
また朝日は今日の社説で「すべての子に学校が最善・最適とは限らない。そう発想を切りかえ、選択肢を増やす。… フリースクールや福祉機関とも連携し、その子に適した学びの場を考え、導く」と言っている。
私たちはフリースクールの経験の立場から一貫して社説の趣旨を強調してきた。しかし公はフリースクールを重視することなく不登校の子どもたちをいわば「放任」してきた。フリースクールに生きたくともカネの都合で通わせることができない父母がたくさんいる。
安倍首相が施政方針演説でフリースクールの役割を評価しても単なるリップ評価でしかない。
安倍首相が施政方針演説でフリースクールの役割を評価しても単なるリップ評価でしかない。
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