来し方、行く末に思いを続けて…
日記 … Kametarou Blog
TPP大筋合意!?
当のアメリカが、TPP合意に最終的に加わるのかどうか、微妙な雲行きだ。有力者たちが(理由は分からないが)賛成できないという意味のことを言っているらしい。
そしてわが日本、自民党は前回の選挙でTPP反対をうたっていたが、今この旗振り役だ。実にいいカゲンだ。安倍首相は日本の国益は守られた、というようなことをシャアシャアと言っている。あの公約はどうしたというのだろう。
特に農業関係の人たちはほとんどがこれに反対している。だから彼らは反対を言っていた自民党に投じたはずだ。
安倍内閣の報道機関と揶揄されだしたNHKは、この合意がすすむことによって(数年後)日本の消費者は今よりも安いもの(農林水産物)を手にすることができる、と言っている。
安ければいいというものではない。食料品に含まれる農薬など、日本はきびしく監視する仕組みをつくってきたはずだが、将来こういうチェック機能はキャンセルされる危険性がある。
TPPの内容も詳細はよく知られていない。だから「大筋合意」というあいまいな表現が使われる。
将来、日本の第一次産業に関係する人たちはどんどんこの仕事から身を引いていくのではないだろうか。荒れ地と化して、黄色いセイタカアワダチソウの畑になった元田んぼや元畑がやけに目に入るという日本の田園風景が広がっていくだろう。
ひょっとしたら外国が日本に食糧品を売れないというような事態にならないとも限らない。今のような「これまでにない気象」が地球規模に広がることは十分あり得る。
日本を取りもどすと叫んだ人たちに期待した多くの有権者は「こんなはずではなかった」ということになるかも知れない。
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