公約は破るためにある?

マニフェストという公党が国民に誓った約束がある。私たちはこれを見て考えて投票する。3年前の総選挙で民主党が勝利したのは、有権者がこの党が示したマニフェストを信頼したからである。
この時に、今の総理大臣の野田さんは何と言ったか。まだよく知っていない人のために引用しておく。

出典は、2009年8月15日の大阪での街頭演説(http://www.youtube.com/watch?v=y-oG4PEPeGo)である。

「マニフェスト、イギリスで始まりました。ルールがあるんです。書いてあることは命懸けで実行する。書いてないことはやらないんです。それがルールです。
書いてないことを平気でやる。これっておかしいと思いませか。

書いてあったことは四年間何にもやらないで、書いてないことは平気でやる。
それは、マニフェストを語る資格はないというふうに、ぜひ、みなさん、思っていただきたいと思います。
消費税5%分の皆さんの税金に、天下り法人がぶら下がっている。シロアリがたかっているんです。
シロアリを退治しないで、消費税引き上げるんですか?
消費税の税収が二十兆円になるなら、また、シロアリがたかるかもしれません。

鳩山さんが四年間消費税を引き上げないと言ったのは、そこなんです。
シロアリを退治して、天下り法人をなくして、天下りをなくす。そこから始めなければ、消費税を引き上げる話はおかしいんです。」

今ここで言っていることの180度反対のことを野田さんは「命をかけて…」と言いながら進めようとしている。「公約は破るためにある」と昔から言われてきた。またまた同じ轍を踏もうとしている。

 

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