「月日の経つのは…」、いつも思うのだが

今日から7月。今年も半分が終わった。前半はコロナで明け暮れ、後半もこの延長か。「月日は夢のごとし」というが、まさにそうだ。

「月日の経つのは…」、いつも思うのだが
今日、授業で、戦後10年以上もの期間、道内の各地を逃走につぐ逃走という体験をした中国人の「劉連仁(りゅう・りえんれん)」をテーマとして戦争と日本の戦争行為、そしてこの犠牲者の生き方を、詩人茨木のり子さんの「りゅうりえんれんの物語」をテキストに大急ぎで学んだ。

劉さんが1944年、新婚まもなく拉致され北の雨竜郡の炭鉱でこき使われることになる。そして45年「敗戦間近」を知らない劉さんは便所のくみ取り口から逃げた。全道各地を、自国が戦争で勝利したことも知らず逃げ回った。1958年3月、札幌近郊当別の山中で保護されることになる。

こういう悲劇が月日の歩みと関連させたとき、どういう感想になるのだろうか、などを思ったりしたが。
この「劉連仁」さんの話は、子どもたちに小さくない感慨を生み出していると思う。
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