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日記 … Kametarou Blog
ふたつのいい判決
昨日の毎日新聞記事。
「大飯原発 運転差し止め 『安全性に欠陥』・福井地裁判決」という記事と
「厚木基地騒音・自衛隊機 夜間飛行禁止 横浜地裁、国に70億円賠償命令」という記事だ。
大飯原発は福井県にある。4号機まであるが、3,4号機は福島第一原発事故後の2012年7月、政府判断により全国の原発で唯一再稼働したいわくつきの原発である。
福井地裁は「3,4号機は運転してはならない。250キロ圏内の住民には原発運転で具体的な危険がある。安全技術や設備は確たる根拠のない楽観的な見通しに基づき脆弱…」との判断をした。
紙上写真に「司法は生きていた」という大きな垂れ幕を掲げて喜ぶ弁護士らの姿があった。
アメリカ海軍と海上自衛隊が共同使用する厚木基地(神奈川県)の周辺住民約7000人が米軍機と自衛隊機の夜間・早朝の飛行差し止めを騒音被害に対する損害賠償を国に求めた訴訟で、自衛隊機に限り「午後10時から午前6時までの間、やむを得ない場合を除き自衛隊機の飛行差し止め」を命じる判決をした。
この二つはともに、裁判が時の権力に対して迎合的であるという評価をもっていたのに対してどちらも住民の利益を全面的に認めたものであると言える。まさに「司法は生きていたい」という感想を与えてもらった。
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