リラ冷えの街

まさに昨日(3日)今日などはこの言葉ぴったりの感がする。晴れていても寒いぐらい。
リラはライラックのことだが、今札幌はリラの盛り。紫色の花が誇っている。

リラ冷えという語はインターネットでみると詳しいいきさつが出てくる。1960年に榛谷(はんがい)美枝子さんという人が詠んだ句が初めてという。
リラ冷えや睡眠剤はまだ効きて

「リラ冷えの街」は札幌出身の渡辺淳一氏が書いた小説。それぞれネット等で調べると非常に興味深いことがわかる。
             
「リラ冷え」は、「花冷え」を思い起こさせる。この花は桜だから4月の一時的寒さ。

秋には小春日和という語が使われる。冬が近いにもかかわらず暖かい時を指す言葉のよう。

日本語に、いろいろな「微妙な」意味を表す語がたくさんある。それだけ日本人は詩的なセンスをはるかの昔から持ち続けてきたのかも知れない。

古典に当たって季節と語のことを調べてみたいという気持ちになった。

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