来し方、行く末に思いを続けて…
日記 … Kametarou Blog
鳩山さん引退と、古都への旅
民主党の結党の父である鳩山由紀夫さんが今日引退宣言をした。この人についての評価は揶揄(ひやかし)を含めて実に多様だ。しかし私は積極的な評価をしたい。
まず政権交代の必要性を訴え、これを実現することができた第一人者である。普天間基地の移転はできていないが、この必要性を率直に訴えた人だった。
この2点だけでも重要であると思う。ただ彼の主張が党内外の力関係を正確に見て行われていなかったことが残念である。このことは結局は鳩山さんのまわりの、いわばブレーンとも言うべき人がいなかったことに起因するのではないか。
東アジア共同体構想や、日中日韓外交の前進を見ることができなかったが、これらの提言を、今日の記者会見での「民主党の現在の立場と矛盾している」ことを説明していたが、党の後退であったといいたい。マニフェストがでたらめだった、つまり国民を欺いたといった論もあるが、それはやはり前記力関係を正当に見抜けなかった鳩山氏周辺の力量不足だったのだろう。
そして彼が掲げた平和・善隣外交・基地縮小といった目標は、民主党が再び結党の立場に戻ることができたときに、燦然と光るのではないか。そう思いたい。
明日から3泊4日で、妻と奈良京都旅行をする。一昨年は韓国に行ったのだが、2000年につづく古都巡礼の旅としゃれ込む。.
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« TPP論 | 奈良京都の旅 » |