熊、駆除から保護へ。そして最近の人里への侵入の動き

最近、札幌で話題になっている熊はヒグマという。これが人里近くに出没し出した。登下校の子どもに危害を及ぼす怖れがあるので父母が同伴するという活動もある。

私の住んでいる地域は西区で、この地区で熊が動き出したというニュースはまだないが、時間の問題ではないだろうか。

熊をめぐる公的な態度はこうだ。
「かつて北海道では、昭和41年から行われていた残雪期のヒグマの駆除事業『春グマ駆除』により、積極的なヒグマの駆除が進められました。その結果、個体数の著しい減少が懸念されたため、春グマ駆除は平成元年度に廃止され、その後は保護に重心を置いた施策が実施されました。… 現在、札幌市を含む石狩西部(積丹・恵庭地域)のヒグマは、環境省レッドリストで『絶滅のおそれのある地域個体群』に指定されていますが、一方で、最新の調査では、石狩西部のヒグマの個体数が増えてきている可能性が示されています」。

野生動物の絶滅は避けようという基本方針。
ヘタしたら人間に大きな危害を与えるかも知れない熊などを保護するというのが基本方針だったとは知らなかった。
しかし最近のような危害接近情報が言われるときに、保護するというのもいかがなものか、と誰もが思うだろう。子どもを保護者が同行して登下校すると言っても、万が一熊に出会ったらどうしたらいいのか。その「緊急対応策」も云々されてはいるが、おそわれて危害を受けたら、誰が責任をとるのだろう。

駆除するというのも、今鉄砲をもって熊退治を行うことができる「猟師」が少なくなっているという。どこもかしこも高齢化と人口減の問題があるのだ。いざというとき、警察官にご出馬願ったら拳銃で熊退治をすることはできないのだろうか。

少なくとも人里付近に熊が出没するような事態にならないように、追い払うか駆除するか、安心して暮らすことができるような方策を明確にしてもらいたい。
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