今日は「こどもの日」

5月5日、昔風に言えば「端午の節句」。「成人」は1月。以前は1月15日だったが、今は休日を保障しようということで1月の第2月曜日ということになっている。

成人前が子どもだ。「成人」は令和4年以降18歳が選挙権を得る年だからこれが成人ということなのだろう。だから18歳未満を「子ども」という。この人たちの未来を保障し、それをお祝いしようという意味。
その昔、この日を「端午の節句」と言った。

日本人は奇数が好きなので、古来1月1日、3月3日、5月5日、7月7日、9月9日を、それぞれにお祝いを位置づけた。元旦、花の節句、端午(たんご)の節句、七夕(たなばた)、重陽(ちょうよう)の節句、など。1月は他に「七日正月」などの語があるように、これを「じんじつの節句」というのだとか。

端午は「ご(午)のはじめ(端)」と言う意味。そして端午の節句は、もともとは男子の「元服」(「成人」を意味する)を祝うことだった。近代以降男女の差を問題にせず、そして午(ご)は五ということで5月5日を子どもの日にしたのだそうだ。

最近は鯉のぼりも少なくなった。ひな飾りはどうなのだろう。古くからの習慣が変形したり省略されたりするのは時代の流れなのだろうが、この趣旨だけは、形を変えても続けられるといいと念じているのだが。
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