戦争は支配地を拡大するために行われる。平和的解決は?

人類の歴史は「戦争の歴史」でもあった。歴史書はどのページもほぼ戦争、戦乱、など人殺しの事項が記されている。
そしてこの戦争は、「支配者」とされる、地域またはより広い領域を支配するボスたちの、この支配地拡大の目的から行われることがほとんどの場合だ。今のウクライナ戦争も、ロシアの支配地確保または拡大が(プーチンが言っていることはいろいろだが)目的だろう。

日本がひょっとしたらこれから直面するかも知れないこの種の血なまぐさい他国との争いも土地がらみだろう。

戦後の日本が、この種の争いによって奪われた土地(第二次大戦による「北方領土」問題は別として)は、島根県竹島だ。1952年に、韓国は一方的に「李承晩ライン」を設定して、この島(当時は無人島)を自国の土地とし、1954年8月、日本の保安庁の巡視艇を銃撃して、韓国の領土とした。今は韓国が駐在者をおいて実効支配しているようだ。

日本が、この島は歴史的にも日本領と主張したが韓国はこれを拒否。日本は国際司法裁判所に提訴すべく韓国政府に提案したが拒否されている。国際司法裁判所は争いの当事国双方が同意しなければ問題にできない。

つまり領土問題は、平和的に(話し合いで)解決することは事実上不可能なのではないか、とすら思うのだがどうだろう。これを外交的手立てで解決(韓国の実効支配する竹島を島根県に組み入れること)は可能なのだろうか。

これからまだ予想される尖閣列島とか、他にも出てくるかも知れない。外交力を徹底的に強化することが絶対に大切だが…。軍事力をもって奪われる島がでてくれば(竹島のように)戦争を覚悟して奪い返すことはあり得るのだろうか。そうならないように努力することが先決ではあるが……?。

ロシアのウクライナ侵攻策は、これまで言われてきた「対外関係」の軋轢の打開方法をあらためて熟考せざるを得ないと求められてきていると述懐する。常日頃の対応策を準備する必要性が、今議論されだした、

護憲の原則に立ってかかる問題にどう対処すべきか、の見解を謙虚にきかなければならないと切に思ってはいるのだが…。
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