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日記 … Kametarou Blog
住民投票で国の所属を決められるのか(クリミア)
クリミア半島はウクライナの一部であるが、ロシア人がほとんどとのこと。ウクライナはロシアから離れてヨーロッパ寄りになろうとしているのに、クリミアの人びとは住民投票で大多数がロシアへの編入を希望する態度を決めた。
ちょっと考えたら、住民の意志なのだからその意志尊重はありと思える。しかしそういう観点でいえば、例えば北方領土は日本のもの、しかし住民投票が行われるなら多分日本に所属するという結論にはならないだろう。クリミアの問題もそういう関連で考えたら、ある種のロシアによる侵略につながると言って間違いではないだろう。
歴史的にある地域を統合しようとして住民を移住させようとしたケースがあるはずだ。
いろいろ複雑な背景があることを認識しながら、世界の状況は容易にはいい方向に進まないこともまた実際だ。
世界史で「クリミア戦争」という大きな意味をもった戦争が1850年代にあった。南下政策を展開する帝政ロシアと、これに対抗するオスマントルコ、そしてトルコを支援したイギリス・フランスなどの戦争だった。ロシアはこの戦争で敗北し南下が阻止された。このときたくさんの死者が出て、この戦傷者を看病したナイチンゲールの活躍など歴史的出来事だった(高校世界史の教科書)。
今回のロシアは160年前の戦争とどこかでつながっているのかと推測したくなる動きをしているのではないか、と想像したくなる。
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