2023年を振り返る

マスコミも、多くの人も、「2023年を振り返る」ことをテーマとする発言をしている。それにあやかって、というわけではないが、やはり私たちもそれらしい「振り返り」をしなければ来年につながらない。

手っ取り早い話、今年の大きな問題点は何だったろうか、といえば、前半はジャニーズ問題（故ジャニー喜多川氏の性加害）、後半は裏金問題、か。そして年末ギリギリになって自動車メーカーのダイハツが、これまたいい加減な作業を繰り返して、社会問題化のフタを開けた。

最初のふたつは、トップが死んだことが幕開けにつながったといえるだろう（裏金は安倍元総理の死。もし安倍氏が依然として健在であれば文字通り巨額の後ろめたいカネも裏に隠れ続けていたのではないか）。
来年、芸能界はどういうキレイな姿で展開されるか、また政界も裏金ちょろまかしのスジをキレイに表面化させて、文字通り浄化された政治の世界を自民党は国民に示すだろうか。

ダイハツ問題はどういう薄汚い大メーカーの側面を国民に示し、これをもって大企業の範にしえていくだろうか。

「振り返る」と言いながら、われながらもつ希望が明るいとか大きいとか、ということになっていないことを情けなく思うクリスマスの夜。