来し方、行く末に思いを続けて…
日記 … Kametarou Blog
わからないこと、理解できないことなど
東京に行った。もちろん札幌よりも寒くないが、体感はあまり変わらない。東京の人も北海道と同じような防寒服装なので、どこもやはり冬なのだ、という感想をもつ。
飛行機の中で見た新聞に「ヒッグス粒子が見つかりそうだ」という記事があった。この発見は人間の昔からの夢だったのだそうだ。夜のニュースでも大きく取り上げられていた。記事を読んでもニュースの説明を見たり聞いたりしても、このヒッグス粒子というのがわからない。私の基礎知識では、この粒子がどういう意味をもっているのか、この発見が「私たちがどこから来たか」の理解に通じるのだというが、その意味の理解も難しい。
「わからないこと」という中身は異なるのだが、政府は次期戦闘機にアメリカの会社がつくるF35に決める予定だということも理解できないことにつながる。これについて、先日紹介した天木さんは次のように書いている。
「読売新聞によれば戦闘能力の高さ(ステルス性など)を防衛省と空自が評価してF35に決定することにした、と書いている。
かねてから指摘されているとおり次期戦闘機は防衛相、空自の高いおもちゃなのだ。
しかし、そもそも納期が間に合わないものが買えるのかという問題がある。しかも計画変更に伴う開発経費の大幅増が予想される。当然のことながら購入価格が値上がりする」。
1機が今の段階で137億円で、2016年度から買うのだそうだ。まずは4機、ゆくゆくは40機とのこと。不具合が発見されて、価格も高くなっていくらしい。「武力を持たない」と世界に誓った国が、ロシアと中国の戦闘機力に対抗するために、メダマの飛び出すような買い物をする。カネがない、医療費も年金も下げるし税金も上げるといいながら。
中国は韓国の海の警察官を中国漁民が殴り殺したことを厳しく指摘され謝罪した。きちっとした対応をすれば、武力によらずに外交力で事は対応できるのではないか。
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