「子」のこと(読書関連)

私は「趣味は読書」と、子どもの頃から言うことにしていた。田舎にいたときは、そこでとっていた「キング」「日の出」「家の光」などの雑誌を、大人に隠れて読んだものだ。

それはともかく、最近は本は市の図書館を利用する。「希望する書」を書いて事務の人に出すと日数はたつが探してくれる。
それはともかく(2回目)、今読んでいる書は、宮城谷昌光という作家の書いた「孔丘」。中国の偉人孔子の活躍などを描いた小説。読み始めた書なので内容の紹介はできないが、いつもこういう歴史物をテーマとした小説を読むと感じるのは、作家というのはスゴイということだ。今の例なら孔子の人生とその思想、そして人びととの交流をフイクションはあるだろうが、基本的にその人の活動を描くことで説明することのスゴさに感銘する。

孔子の思想は儒学という名で広がった。日本でも非常に大きな影響を与えたと言える。その原点をあらためて興味深く理解できるのでは、と思っているのだが。
「子」はいわば師の意味だろう。「先生」を指す語。だから孔子は孔先生。紀元前5世紀ころの中国は先生がたくさん登場している。孔子、孟子、など。
今、日本ではこの「子」は女子の名前に使われることが多いが、そもそもは先生だから、その昔は男子だった。明治以降、日本で男から女の名前に転移したのはどうしてだろう?またそのうち調べてみたい。
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