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日記 … Kametarou Blog
裁判員の死刑判断、憲法改正への動きなど
今日の朝刊、最高裁は裁判員裁判で「死刑」宣告を行った判決の上告審でこれを否定し「無期懲役」を下した高裁判決を支持した。
素人も加わった地裁での死刑判決はプロ裁判官の判断からすれば適切でなかったということになる。前例に倣うという理由だ。一般市民である素人の裁判員は問題になった事案について、被告人は死刑が適当であるとの結論だったが、プロの立場から(前例に照らして)無期が相当ということだ。
よく先例に照らして、が問題になる。先例を重んじるなら特別の判断は不要ではないか。また裁判員として市民の目線を大事にしたいという論理からしても「先例」論はまったく不当である。せっかくの市民の意思を取り入れようというのにこれはキャンセル。
有能な官吏である裁判官たちはやはり一般市民の目線とは異なる。新しい仕組みもいろいろな隘路があって自分たちもこれを推進することにはならない。
「進歩」もいつもジグザグだ。
安倍首相はいよいよ改憲に意欲を燃やしてきたみたいだ。衆議院は与党(自公)が3分の2を占めているが参院はそうなっていない。そこで来年の参議院選挙で大勝して改憲に必要な衆参3分の2を得て国民投票に持ち込むということらしい。
何を改正するのか、それは憲法審議会で議論して来年通常国会で提案することにしたいらしい。
戦後70年、いよいよ安倍氏の狙いが具体化されようとしている。
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