映画「エクソダス」

ハリウッドの「大作」である「エクソダス」を見た。3時間近い映画。まさに大スペクタクルである。
内容は詳しくは別の場所で知って欲しいが、半世紀以上前に作られた「十戒」のリメイク版か。旧約聖書の「モーゼの『出エジプト記』」の映像版(「エクソダス」は出エジプトの意味とのこと)。

それにしてもすごい迫力だ。こういう映画をつくる力がアメリカにはあることに感嘆する。内容はいわば神話の世界だ。日本に引き移したなら古事記・日本書紀にある「日本誕生」から日本武尊の話などを映像化できないだろうか。カネがかかるから難しいのだろうが。

ハリウッド映画だったと思うのだが、「ベンハー」なども、私には忘れることのできない映画だった。どれも新旧聖書に題材をとっている。
「エクソダス」など、今の世界状況であるイスラエル問題の遠いきっかけを説明しているように思えてならない。映画の中でも虐げられていたユダヤ人たちがカナンの地に行こうとしたとき、そこには多くの異なる人たちがいることも指摘されているのだが、それにも関わらず「我らが神に選ばれている」ような信仰が優先される。

映画を見て旧約聖書のドラマの映像化であるがこのスゴさに感動するだけでは一面的であることもまた再確認させられる。

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