「幸福の黄色いハンカチ」

今日の振休の日、録画しておいた「幸福の黄色いハンカチ」を見た。いうまでもなく、これは30年以上前、高倉健主演で多くの賞を得た山田洋次監督の映画のテレビドラマ化である。このドラマの主人公は阿部寛、そして映画に出演した倍賞千恵子や武田鉄矢などもちょい役で出演している。
夕張の町は羽幌町と焼尻島に替わっているが、大筋は映画の通りだ。

ひょんなことで人殺しをした主人公は7年間の網走刑務所暮らしを終え、かつて結婚生活を送っていた焼尻に帰ろうとするが、羽幌の町で若者たちと知り合い、自己の辛い過去を語る。刑務所に送られる時、妻に「離婚」の手続きをするようにいうのだが、出所が間近になったときに「もしまだオレを待っているようなことがあれば思い出の黄色いハンカチを掲げておいて欲しい」旨の手紙を書いた。

羽幌の町で、「黄色いハンカチ」をまぶたに描くのだが、それは万に一つもあるはずがないと思いながらも、若者たちに励まされ島に、フェリーではなく都合をつけてもらった漁船で向かう。一端は「ムダだ。引き返してくれ」とUターンをさせるのだが、しかしまた船は島に近づく。そしてご存じのように黄色い満艦飾のハンカチを目にする。感動の瞬間が描き出される。

いつも感じるのだが、どうしても映画で得た感動を超えるテレビドラマにはならない。それなり…ではあるが。
しかし人の出会いや愛のすばらしさなどを見て、ジンとするのはいうまでもない。

まだ録画したままのものがある。「南極物語」もその中のひとつ。

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