世界を正しく見る習慣 ③

先述の書「FACT FULNESS」の第1章は「分断本能」。「私たち」と「あの人たち」だ。「あの人たち」というのは、よく使われる言葉でいえば「(発展)途上国」の人たち。「先進国」に住む私たちはしばしば「あの人たち」を分断して呼ぶ。しかしハンス・ロスリング氏によるとこの分断にはほとんど意味がないという。
所得・観光客の数、民主化の度合い、教育・医療・電気へのアクセスなどでも「先進国」と「途上国」に分断されていたのは過去の話で今はもうそんなことはない、とのことだ。

最近、外を歩けば、JRに乗れば、とにかく「外人」に会う。訪日外国人のデーターをあげてみよう(2018年の5位まで)。

韓国:754万(対前年比 +5.6%)、中国:838万(+13.9%)、台湾:475万(+4.2%)、香港:220万(-1.1%)、タイ:113万(+14.7%)。

これらの国々を、かつて私たちは「発展途上国」にくくっていなかったろうか?。

世界を正しく見る習慣は、これまでの意識を剥がしてしまうことから始める必要があるかも知れない。(上の訪日外国人のデーターは上の書にはない)。
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