子どもの虐待死、防げなかったのか

千葉県の小4の女の子が虐待を受けて死んだというケース、どうして防げなかったのか、と多くの人が忸怩たる思いをしているのではないだろうか。

「先生なんとかなりませんか」と言っていた。これを読んでいた先生は、どういう対応をしたのだろうか。
この子どもに一番身近にいたのは、当初やはり学校の先生だったのでは。訴えもあった、これはおかしい、何とかしなければ、と思わなかったのだろうか。
学校だけでは対応できないことは言うまでもない、であればどうするか、先生方が少し考えればどうしたらいいかすぐ分かるのではないだろうか。何かをしていたのだろうが、結局は父親の暴行を阻止できなかった。

相談所も(人手不足という事情は分かるのだが)、この子どもの家庭がどういうようになっていたかはおおよそ分かっていたはずだ。

それぞれが、一番大切なことは(学力とかしつけとか人間関係とか、はともかくとして)子どもの命が危険にさらされているとき、これを防ぐことだ。そんな当たり前のことに関係者の誰か一人でも気づかなかったのだろうか。冒頭記したように「先生なんとかしてください」という叫びが心に届かなかったのだろうか。

かえすがえすも残念だし悔しい。教育に関わる立場としてまさに「他山の石」だ。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 世界を正しく... 子どもの虐待... »