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日記 … Kametarou Blog
安倍首相の施政方針演説 ②
安倍首相の施政方針演説の中で、非常に印象深かったのは、「フリースクール」の意味を再確認していることである。
あるお母さんの経験を説明し「フリースクールとの出会いによって自信を取りもどし、再び学ぶことができました」、このような意義をもつ「フリースクールを国として支援してまいります」と。
「フリースクールなどでの多様な学び」を評価し、義務教育における「6・3」の画一的な学制を改革、多様な教育を可能にすると。
首相が施政方針演説の中で「フリースクール」を取り上げ事実上のフリースクール応援の演説を国会の冒頭で行ったというケースは史上最初ではないだろうか。
これはフリースクールの役割とこの公的な意義を訴えてきた私たちの取り組みが大いに評価されたきとは間違いないことではあるが、「ちょっと待てよ」とまゆ毛につばをつけて立ち止まってみる必要もあるかも知れない。
教育面での格差拡大、能力に応じた教育のしくみを肯定することなどにつながることも間違いないことだろう。ものごとには常にウラオモテがあるから、安倍首相が演説でフリースクール支援を言ったことを私たちも大いに喜びこれまでの活動が報われていくのでは、と歓迎しながらも、このシリーズ①の最初に言った「複雑な感想」の一つの根拠であることもご理解いただきたい。
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