「到着が遅れています。今しばらくお待ち下さい」

私が毎日使っているJRの路線は学園都市線という。これはかつて札沼線といわれていた。札幌から沼田までだから。今、教育大学や医療大学などがあるから「学園都市」ラインとなった。
札幌から2つ目の駅から3つめの私の乗り降りする駅までが単線。そして、この線は雨、風、雪に弱い。石狩湾から吹く風が列車の横腹をたたくからだろうか。だからちょっとした悪天候で遅延するのは珍しくない。
そういうことがあるから、私はいつ遅れてもいいように早い時刻の列車を利用する。だから、いつもなら第1番に学校のドアを開けることが多い。
今日は、「列車に不具合が発生しました。いましばらくお待ち下さい」と、パートの(?)女子社員が何度も放送を繰り返す。一見する「正社員」っぽい人はいない。通勤列車だから皆いらつく。ケータイで「列車が遅れるので…」と連絡している。

結局30分以上おくれて別の列車が来た。当該列車はカラのまま通り過ぎた。もったいない、のせてくれよ!と皆心で叫んでいる。
到着列車。「列車は混んでいますのでお急ぎでない方は次の列車をご利用下さい」と、例の若い社員が放送する。「お急ぎでない人などいるわけないよ」と皆ぶつぶつ。

結局、遅延の理由は乗降車のドアのランプが正確につかないことだったらしいと、夕刊の記事で知った。
「いましばらくお待ち下さい」といういいかげんな放送には全く困る。あと10分程度かかる、などと言ってくれるといいのに、と憤懣やるかたないという気持ちだ。いったい「いましばらく」とはどういう意味だろう?この駅にはタクシーがない。「30分程度は遅れる」と言ってくれるとバスまで歩くことができるのに。 

こんな文句を言ってもしかたがあるまい。駅社員だってどう言ったらいいのか分からないのだろう。「列車がおくれたことをお詫びします」と、本当にお詫びしているようには全く思えない事務的な(やかましい)放送が何度もなされる。

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