不登校を考える全道のつどい

今回が12回目になる。数年ぶりの参加になった。昨日23日と24日、札幌エルプラザ。参加者は延べで100名を超えていたようだ。
分科会形式で、「しゃべる」「語り合う」という集い。昨日は主として「不登校支援舎グループ」、今日は「勉強のことが気になります」会。
なにぶん一部屋をついたてで区切った程度での分科会なので、となりの声がうるさく(おたがいに)時々いらつく。もっと部屋を用意すべき、と苦情を言ったらカネがないので、と事務局の説明。

それにしても、やはり不登校で悩む親・苦しみ子どもたちが少なくないことを再確認した。学校に行けない子どもに対して、父親はしばしば「おまえが甘やかせているからだ」と母にいう。こういう「無責任な父」がまだ健在とは少々意外だった。20年近く前、私たちがフリースクールを始めたことのお母さんからの相談は大体オヤジの態度はこんなふうだった。

子どもの休みたいという気持ちを受けとめることが基本では、と私なども語るのだが、ここでもでてくる困りは「いつまで待てばいいのか迷う」。「タイミングを見て、登校とかフリースクールとか、あるいは『高認』とか、子どもにいう」といった形で肩を押すとか手を引くとか、も必要。そのタイミングは親子の関係でしか言えない、そんなことも。そして学校の先生の対応、特に高校段階での悩みのきっかけは受験指導で「与えられた進学高校」とのミスマッチ。

それにしても参加した「親」に父はいない。母親しかいないが「親のつどい」?

わが学園の母たちも参加して活発に議論に参加していた。あらためて「不登校問題」は教育問題の基本的な面を考えさせてくれるという感想をもつ。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« さつぼろ子ど... 「到着が遅れ... »