てんぱっていきまっしょい。

国内旅行をこよなく愛する人間の日記です。でも最近は出かけてないよねぇ。(現在コメントは事前承認制にしています。)

ハケンの品格第9話:「スーパーハケンの過去」

2007年03月08日 | 何らかのあらすじ
ドラマ鑑賞中にお腹が発酵し始めましたが、それが何か?

先週のラスト。
自分が大前(篠原涼子)に出したアンケートを捨てた東海林(大泉洋)。
丸めて捨てたアンケートは風に転がり、会社のフロアへ入り込んだ。
その紙がマーケティング課の嘱託社員:小笠原(小松政夫)の前に転がってきた。
てっきりゴミだと思って拾った小笠原は、中を見てびっくりだ
課に戻ってから、東海林が大前に宛てたアンケートの内容が大声で読み上げられる。
驚いたマーケティング課の主任;里中(小泉孝太郎)、新人社員浅野(勝地涼)
や男派遣の近(上地雄輔)は興味津々だが、大前の店で東海林のプロポーズを聞い
ている派遣社員:森(加藤あい)は、相手が大前だとばれてしまうのが
マズイとやきもきする。

読み上げられた内容に、東海林を好きな同期の女性社員:黒岩(板谷由夏)が
飛び込んでくる。
東海林に問いただしたいが、プレゼン中で呼び出せないと
イラついている。

「あなたは東海林主任と結婚したいですか」→No
「その理由」→派遣の敵のアナタとは結婚したくありません。
「あなたの携帯番号は」→・・・。
アンケートの裏に携帯番号が書かれているのを見た一同。
黒岩にせっつかれた小笠原によって、書かれた電話をかけてみようとした。

しかし、間一髪。このアンケートを森が取り上げ、
そのままシュレッダーにかけられたのだった。
もしや、相手は森なのかと驚く一同。
社員もそうだが、他の派遣社員の香たちお洒落派閥も
「たった2ヶ月でどうやってハートを射止めたの?」
と気になっているようだ。
(もともと、彼女たちは里中に気があるのでいろいろな思惑があるらしい。)
特に森に気のあった浅野には、プロポーズを断ったとはいえ
ショックを受けた様子だった。

大前が内線電話を受ける。
桐島部長(松方弘樹)が里中に、東海林の替わりに
プレゼンをするように要請したのだ。
大前が里中にすばやく、できあがったばかりの会議用の資料を渡す。

電話番号も消失したことで、野次馬たちも去っていった。
森がホッとしていると、涼しい顔の大前。
「始業時間中は携帯の電源を切っている」ので問題ないと。
「それもそうですね。派遣社員の個人情報を守らなければと頭がいっぱいで・・・。」

ひよっこ派遣も2ヶ月で育ったわね。と
控え目に褒められる森であった。

プレゼン会場では、里中の「千人の派遣社員のアンケート」を
分析した資料を使った懸命なプレゼンによって最終選考を
無事通過し、来週には販売促進会を開くところに漕ぎ着けた。
しかし、喜ぶのも束の間、桐島から東海林が辞表を置いて
会社から居なくなったことを告げられたのだった。
桐島に辞表の提出を保留してもらえるように説得する里中だったが
携帯電話に電話を入れても繋がらず連絡をとることもできなかった。
今頃失恋のショックで寝込んでいるかもしれないと誰かが言う。
近は、大前は助産師の資格を持っているんだから看護師も持ってる
ハズだから看護してやったら?と言っている。
東海林は嫌な奴だけど、里中に企画を譲ったことで見直したらしい。

マーケティング課に浅野の大学時代の後輩:ナシダが尋ねてくる。
4月にS&Fへ新入社員として来るという。
チャラチャラした学生気分な様子のナシダは、大前を「お局社員?」
などと話しかけ、浅野が派遣社員であることを説明する。
大前が無視して企画書を仕上げると、森がコピーをしようとする。
森を見たナシダは、森にも社員との区別がつかず話しかけるが
森は「その頃には自分は居ない」とだけ答えるのだった。
浅野が森も派遣社員であることを告げても、派遣社員がなにかを
理解できていないようだ。
森が契約の継続に不安を持っていることを感じ取った小笠原は
森と一緒にハケン弁当の販売を続けたいと話しかけるのだった。

大前の店のカウンターでは、ナシダのせいか森が落ち込んで尋ねて
きていた。
今年は去年より求人が多く、大学時代の友人は皆社員になったというのだ。
しかも、ナシダのような人間が社員になれたことも面白くないらしい。
「世の中は不公平だ」
と大前に尋ねると「なんだそのくだらない質問は?」と返されるだけだ。
ナシダはどうみてもコネ入社だという。
里中と浅野が店にやってくる。
東海林の携帯が繋がらないので、大前から東海林に電話をかけて欲しいと
言うのだ。
「個人情報を書いた紙を捨てるなんて、ハエ以下」だと言って
大前は電話をかけることを断る。
天谷(白川由美)の息子リュート(城田優)が、カウンター越しに
先日の見合いの帰りに東海林が大前にプロポーズしたことを
話してしまう。
結局、森が隠していたことは里中と浅野にわかってしまうのだった。

朝、大前が店を掃除していると、天谷親子がドミノらしき形をした
トランプのようなもので今の恋愛状況を見立てている。
大前の気持ちはどうなのか?と聞くが、大前は怒ってそれを
倒して去っていく。

東海林のアパートは相変わらず留守の様子。
尋ねてきた里中と黒岩は、ハケン弁当の即売会のチラシに
メッセージを書いて帰っていく。
アパートの階段を下りながら、黒岩が昔の東海林は
飲み会でいつも「オレが社長になるからついてこい」愚痴を
言っていたことを思い出す。
一番会社から離れられない人間のくせに。と。

派遣元社員:一ツ木(安田顕)が、店に大前を訪ねてやってくる。
どうやら契約更新をして欲しいというのだ。
大前は「どれだけ自分の担当をしているのか」という
自分が契約を継続しない主義であることを理解していないのか?と。
森にこのままハケン弁当を担当させたいという一ツ木。
桐島が大前を欲しがっているのを見越して、オマケで森を採用して
もらった。大前が残れば森も契約を更新できるような言い方をする
一ツ木に、大前は「森美雪はおまけですか?」と怒る。
一ツ木は検討しておいて欲しいといって去っていく。

一ツ木が去った後、その様子を見ていた天谷(白川由美)は
森は昔の大前のようだから、森のために残ってやってはどうか
という提案をする。
大前は、派遣はたった一人で会社に放り込まれて一人でスキルを
磨かなければならない。
自分は助けてくれる人がいなかったからここまでやってこられた。
今森に救いの手を差し伸べたら、森がそれにすがってしまったら
森の成長は止まってしまうというのだった。

朝、出勤のバスの中で里中が大前に話しかける。
どうやら、昨日の契約継続の話は里中が一ツ木に相談したらしいのだ。
こんな風に大前に話しかけるのは初めてだが、そういえば
初めて大前が口をひらいたのもこのバスの中だった話をする。
バスを降りた大前は、自分が一ヵ所に3ヶ月しかいないのはこんな風に
出勤時間までなれなれしくされたくないからだといって
会社を目指して歩いていくのだった。

後から降りた里中がしょんぼりして、携帯電話に東海林からのメッセージは
ないかと確かめていると、自分がヘッドハンティングされたから
会社を去ったのだといういきがったメッセージが残されていた。
ついでに言うと、大前にプロポーズして振られたのだと。
また、ハケン弁当のスタッフには大前を使うようにと
大前は結婚と車の修理以外はできるからと負け惜しみを
言うことを忘れなかった。
大前は当日の白米と玄米の見積書を提出していた。
東海林はドアにあったイベントのチラシを見つめていた。

ハケン弁当の内容をイベント向けに練るマーケティング課では
大前が作った見本の食材を全部入れることは原価が上がることに
繋がるのでどうするかと思案する。
結局、この中の3種類のおかずを選択できるようにして
ごはんも玄米か白米かを選べるようにするらしい。

そんなとき、営業2課の黒岩に書類を届けに来た女性がいた。
帰ろうとした大前に懐かしそうに話しかける。
「春子、久しぶり。懐かしい10年ぶりかしら。」
この女性は子どもが小学生になって子育ての手が離れたために
派遣社員として働き始めたと大前に言うが
質問は就業時間中にお願いしますと言って大前は帰って行ってしまう。

イベント当日。
森が、大前が食品衛生管理者の資格や調理師の資格を持っていて
助かったと言う。
浅野や近は、今更大前がどんな資格を持っていても驚かないと
言うのだった。
里中は、以前のイベントのように大前にウグイス嬢をして欲しいという。
なんと弁当型の被り物と原稿まで準備している。
大前が、「調子に乗らないでください」と釘をさす。
浅野や近は、こんなとき東海林と大前の口げんかがないと
なんだか寂しいという。
てんぱった里中が「とっくり!」と東海林の口癖を真似て、大前に睨まれる。

サバ味噌のポップを感慨深げに大前が見ていると
どこからか「クルクル!」という声がする。
ナシダが桐島の飼っているゴールデンレトリバーのシッターを
頼まれたが親が居ないので連れて来たというのだ。
犬の名前に、東海林が戻ってきたのかと一瞬勘違いした一同
こんなところに犬を連れてくるなと追い返そうとする。
大前が威嚇すると、ナシダとクルクル犬は去っていった。

控え室にいた森と一ツ木。森がお茶の準備をしていると
遊びに行きたいナシダがクルクル犬を押し付けてくる。
犬に引っ張っられて退室する二人と入れ替わりに、大前が
控え室にやってくる。
ちょうどそのとき、控え室のFAXのベルが鳴り
誰からかFAXが送りつけられ大前がそれを見る。

大前のアナウンスでイベントが始まった。
大前が読む原稿は「ドンマイ弁当。チュンマイ弁当・・・。」などと
ダジャレが満載で、里中はダジャレ好きなのかと近たちに思われていたが
「数量限定でぇす。」というところで、どこかで聞いたことあるなと
首をかしげていた。
里中だけはこの原稿が誰のものか気づいたようで、大前のところに
やってくる。
ダジャレの部分は省いてもいいか?という大前に、東海林の気持ちが
篭っているから全部読んでくださいと頼む里中だった。

里中が弁当の売上が好調なので大前に休むように言う。
被り物で原稿を読む大前を、昔の知り合いの女性が見ていた。

控え室に大前が戻ると、一ツ木がクルクル犬がどこかに行ってしまい
見つからないとやってくる。

昔の大前を知る女性が、里中に話しかける。
自分と大前は東京中央信託銀行で同期だったが
銀行の統廃合のとき、自分は結婚し大前はリストラされたと
里中に言うのだった。
昔はカラオケ好きで面倒見が良くて、自分の失敗や他人の失敗にも助け舟を出し
皆に頼られていた。大前の周りにはいつも人がいたのに、久しぶりに会った大前は
人が変わってしまったようだったと。
それを聞いた里中は「大前さんは今も変わりませんよ。」というのだった。

外に出た大前が赤い笛を吹いて「クルクル!」
と呼ぶと、クルクルが走り寄ってきた。
「私のことを覚えていたのね。訓練所では落ちこぼれ犬だったのに。」
大前になついているクルクルを見つけた一ツ木達
そういえば一ツ木は大前が「犬訓練士」の資格を持っていたことを
思い出したのだった。
(ダメ犬を警察犬に調教して7頭も表彰状を受けたらしい)

会議室でハケン弁当が2時間で完売したことを桐島に報告する里中。
夢を追いすぎないよう現実的なものにするよう釘を刺す桐島だった。
里中が部署に戻ろうとすると、派遣社員の香が桐島の命令で東海林の
デスクの靴下やら書類を片付けている。
なんとか残しておいて欲しいといって香に頼み込む里中を見て
大前は、またナシダが森に押し付けたクルクルを借りるといって
外に連れ出すのだった。

公園で途方に暮れる東海林が居た。
二次採用もままならず、いっそのこと派遣会社にでも・・・と言いかけて
嫌っていた派遣に登録するなんて思いついた自分に落ち込むのだった。
そこへ、クルクル犬を従えた大前がやってくる。
犬の名前が気に入らないと文句を言うが、そんなことは
飼い主に言いなさいと聞く耳をもたない大前。
デスクにこんなもの(靴下)を残しておいたりして
片付けなさい。
きっちり靴下をビニール袋に入れて探させたらしい。


見栄を張るのもいい加減にしなさい。
アナタの天パが一生直らないようにアナタにとって
会社とは人生そのもの。
かっこよく会社を辞めたようなことを言っているが
会場にFAXを送りつけたり未練タラタラだと。
クルクルパーマは会社に戻りなさい。
クルクルハウス!
(というと犬は去って行った)

会社では犬を押し付けていたナシダが、犬が居ないと
自分が叱られるので森に怒っていた。
自分が入社したら、マーケティング課は暗いから配属されたくないとまで
言い出して、浅野が怒り出す。
ナシダは森にクルクル犬を押し付けて買い物に行っていたのだ。
ナシダの態度が悪いと、無理やり頭を下げさせる。
それが社会人のすることだと。
納得いかない様子のナシダを遊びだったら来るなと
連れ出す浅野。
そんな浅野を見て小笠原は、来月から浅野ももう新人じゃないんだねぇ。と
しみじみ言うのだった。
大前が戻ってくる。東海林は内堀公園にいるといって
昼休みの定食屋に出て行く。

昼休み。定食屋ようじ屋では、主人がハケン弁当の完売を喜んでいた。
昼食をとる森と大前。
ナシダを見て、また森の愚痴が再発したらしい。
大前が、本当に自分を運がないと思うか?
派遣社員には、家柄も学歴もコネもない。
いや、これは違います。
車のTの関係のハケン会社は務めてる親の役職で
職場がマジ有利に決まりますが、何か?
だって、面接官が必ず親の役職聞いてくるんだも~ん。
偉い人のご子息はキツイところに配属できないんだって。


人生はこれから、アナタはまだスタート地点に立ったばかりです。


夕方、公園にいる東海林を里中が連れ戻しに来る。
一緒に部長に頭を下げに行こうと。
そして、里中は東海林のアンケートの裏には携帯電話の
番号が書かれていたことを教える。
また、イベント中に大前の昔の同僚に会ったが、彼女の話では
昔、二人は東京中央信託銀行の同期だったが昔の大前は
明るくてカラオケ好きだったこと、職場をリストラで去った
ことを東海林に告げるのだった。

それが、現在の大前になった原因かと思う東海林だったが
里中は、きっとこれまでの派遣先で自分たちが想像できないような
苦労があったんだろうと言った。
東海林は
「つくづくあの女はわかんねぇ」とつぶやいていた。

退社時間。バスを待つ大前をみつけた里中が話しかける。
大前をカラオケに誘いたいと言う。大前ならきっとカラオケも
上手いだろうと。
自分が断ることをわかって誘っているという大前に
たった数ヶ月では大前のことを何も知らないまま別れてしまう
僕にはアナタが必要なんですという里中だった。
コメント (4)
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