てんぱっていきまっしょい。

国内旅行をこよなく愛する人間の日記です。でも最近は出かけてないよねぇ。(現在コメントは事前承認制にしています。)

ハケンの品格第10話::「契約終了!…スーパー派遣最後のスキル」

2007年03月16日 | 何らかのあらすじ
先週のラスト。
「僕にはアナタが必要なんです。」
という里中(小泉孝太郎)に大前(篠原涼子)はポツリと言った。
「98社」

「え?」
これまで派遣された会社の数で、態度が悪いからと
1時間で首になった会社も含んでいると言う。
その中で、そんなことを言ってくれた上司は里中が初めてだ
アマアマなのを除けば、里中は素晴らしい上司だと。

ではなぜ会社を去るのかと里中が尋ねると
「それが私のルールだからです。派遣で生きていくための。」
突き放すように答える大前であった。

翌日、桐島(松方弘樹)からも大前に尋ねる。
大前は
1.3ヶ月以上居ると益々自分と社員とのスキルの格差が出る。
2.自分に益々頼るようになり、社員が自分に頼りすぎてしまう。
3.こういう質問をされること自体、大きなお世話です。

といって、業務に戻るのだった。

里中からハケン弁当の発売日が、4月2日の月曜日だとマーケティングの
皆に知らされる。
同じマーケティング課の派遣でも、森(加藤あい)や大前と違い
近(上地雄輔)は契約継続がもう決まっているらしい。
森に気のある浅野(勝地涼)はなんとか森のいる3月中に
販売を早められないだろうかと言うのだが、嘱託の小笠原(小松政夫)
は「会社が決めたことだから無理だよ。」と言うのだった。
大前はそんなことより弁当のコストの問題をどうするかと
里中に聞くと、まだその点がクリアされておらず
何かに妥協しなければ600円台でも赤字になってしまうようだ。

そんなとき、名古屋の子会社に転勤になった東海林(大泉洋)から
メールが来ていた。
東海林がメールで里中に、大前の引きとめ作戦をアドバイスする。

その1:サバミソフリーパス券
大前はサバミソが大好きだ。奴の身体はサバミソでできているに
違いない。そこでようじ屋(大前が昼食に通う定食屋)のサバミソ
フリーバス券を大前に渡して大前を引き止めろ!
        ↓
大前はフリーパス券を小笠原に渡してしまい、失敗。

その内容を会社で読んだ東海林はガッカリする。
里中へのメールでは強がっている東海林だが
東海林は本社から転勤で来たといっても、周りには運転手(金子賢)らばかりで
ネクタイと呼ばれてなじめずにいるようだ。

東海林の作戦、その2。
大前は社員に闘争心を持っている。
その気持ちを利用すると言うのだ。
里中は言われたとおり、女性社員:黒岩(板谷由夏)にハケン弁当のコストに
ついて相談すると、塩が高すぎるのを不審がる。
すると大前は、天然の塩なので普通の塩より高いが
塩を変えると味も変わってしまうので妥協できないといって
一瞬、東海林の思惑通りにらみ合う。
       ↓
黒岩が
「そうね。妥協は良くないわ。」となぜか大前と
気があってしまい、仕事の方向性では2人のイキは
あっているの知るのだった。

派遣元社員:一ツ木(安田顕)と森がカフェでこれからの打ち合わせをしている。
早めに次の仕事を探すし、今の会社の任期を終えればこれまで職歴の
なかった森にも職歴がつくからと励ますのだった。
いい人だ。ぜってぇいないよ。こういう派遣元社員さん。
そのとき、一ツ木に連絡が入る。どうやら里中が桐島や人事課に
頼んで森の契約を更新できることになったらしい。

会社で森が里中に礼を述べていると、小笠原が妻に編んでもらった
毛糸のひざかけをお祝いに渡す。大前は「毛糸のパンツ」じゃなくて
ひざ掛けであったことを冷やかす。
近は「もう暖かいから、これが必要になるまで何回も更新しなきゃならないですね。」
と言うのだった。

コスト問題はまだ片付かない。給湯室で昼に里中が近相手に悩んでいるが
近が弁当箱を洗っているのを見て、「米(まい)べんとう箱」という
一度目だけ買い上げで何度も使える弁当箱によって、単価を抑えることを
思いつき、桐島へも実現化への説得が成功した。
早速、浅野を連れて新潟の容器業者に発注の依頼に行こうとすると
大前が帰りに市場に寄るように言うのだった。
大前が以前登場したマグロの神様「ツネさん」に頼んで
サバの仲買人を紹介してくれることになったのだ。

市場。
里中、浅野、森がツネさんに連れられて仲買人のところに行く。
大前のいる会社だからということで、ツネさんが仲買人に交渉をした結果
極上のサバがキロ1,200円で仕入れることができた。
このとき、3人は大前が一年もこの市場で働いていたことを知る。
期間が長かったので、ここでマグロのさばき方も覚えたし
セリにも参加していたらしい。
そして、市場を辞めた原因は雇い主の都合でクビになったからだと
ツネさんは言い、また両親と早く死に別れた大前は市場の人間の
温かさが気に入っていたため、泣いて別れを惜しんだことから
とても情の深い人間だと思ったと、3人に告げるのだった。

この話をメールで東海林に教える里中は、大前が決まった任期しか
会社にいつかない理由を、同じ会社に3ヶ月以上居ると別れが辛く
なるからではいかと考えていた。
「それなら、なんで正社員にならないのか?」と返す東海林に
大前が会社を信じていないからではないかと
里中はメールするのだった。

市場から帰った森の表情が浮かない。一人アパートで
何かを思いつめているように、一ツ木に電話をするのだった。

翌朝、一ツ木と森が揃ってマーケティング課で挨拶をしている。
一ツ木曰く、「家庭の都合」でやはり契約の更新をやめたいと
いうのだった。
ハケン弁当の2日には手伝いに行くからと言うのが精一杯の
森だったが、その様子に何かを気づいたような大前は
何も言わずに仕事を続けていた。

マーケティング課の一同が出払って、大前が一人仕事をしている。

名古屋の子会社では、何事かを東海林がメールで送信しようかと
迷っていた。「こんなこと賢ちゃんに相談したら心配するだろうな」
等といっているところを見るとイイ話ではないらしい。
ところがそこへ、残業を知らなかったと運転手が怒鳴り込んできたため
勢いでメールを誤送信してしまった。
あわてて、マーケティング課に電話をかけると、一人残っていた大前が
電話に出る。
こんなときに限って大前が出たことに焦る東海林。
大前に弱みを見せたくない東海林は、森に電話を変わるように言うので
大前が怪しげな作り声で森のフリをして、里中のメールパスワード「koinu」を
聞き出し里中宛のメールを削除することを引き受けた。
内容を読んだ大前は、そこに書かれた東海林の会社での疎外感や孤独感を
告げるメールに「情けない」と言って、メールを削除するのだった。

任期満了まで、あと1日。

最後の出勤の朝。
エレベータに森と大前が乗り込む。
ハケン弁当の弁当箱が米プラスティックで再利用することに
マスコミの反響が大きく、里中を相手に桐島が気をよくしていると
黒岩から次の採用予定の派遣社員の面接を告げる。
大前の抜けた後は5人くらい採用しないと業務に支障がでるかもな。
などと冗談交じりに言うのだった。
間もなく18時、里中が今日は定時に終わって二人の送別会をしたいと
言うが、森は「送別会は以前やっていただいたので」と自分が行かない
ことを告げる。勿論大前も行かないと言うのだった。
18時。二人ともあっさりとお疲れ様でしたと課を後にする。

会社の外に出た森は、堪えきれず涙を流す。
大前が現れて、終業時間までよく泣くのを我慢したと褒める。
いつも業務時間中にトイレでないていた森が成長したというのだ。
森は大前に、群馬に帰るというのはうそで、やはり長居しても
自分ひとりだけここから去るのがつらかったという。
こんなにつらいからもう派遣は辞めるという森だった。
大前は、辞めるなとはいっていない。この3ヶ月は森にとって
新しいスタートをするために必要な勇気を持つことができた期間だったという。
これが終わりではなく、アナタはまだスタート地点に立ったばかり
働くことは生きることだ。お疲れでしたと。
その様子を里中が見つめていた。

大前の住み込む店に、里中がやってくる。
契約期間が終わったのにまだきたのか?という大前に
里中が、以前東海林が言っていたことが先ほど大前が
森に言っていた「働くことは生きること」と同じようなことだった。
二人は似ているというのだった。
また、自分と向き合っていないのは大前の方で
大前は東海林のことが好きだと。
そんな里中にも、大前は今の話や自分の記憶は消去しましたといって
部屋に戻っていった。

様子を見ていた店のママ;天谷(白川由美)や息子のリュート(城田優)
リュートは落ち込む里中に今夜は付き合うよと慰める。
が、ママはよく言ってくれたと礼を言う。
あんなことを言っているが、この3ヶ月は大前にとって
いつもと違うし、残業をしない主義の彼女にとって
S&Fは特別な会社だったと。
部屋に戻った大前は、部屋の中を片付け始める。
いつかゴミ箱に捨てた東海林の携帯電話番号のメモを見ている。

月曜の朝、身支度をして店を後にする大前。
どうやらまたスペインへ発つつもりらしい。
会社では里中が浅野に新潟の大雪のことを聞き、容器会社に連絡を
とり始めていた。
ニュースでは新潟の交通網は雪によって寸断されていると
告げられていて、それを大前も空港で見ていた。

販売会場で、里中、浅野、近と駆けつけた森が容器が届かないことを
心配して、今回だけ使い捨ての容器を使うために近場の容器会社に
連絡をするが手配がつかなかった。
浅野「こんなときピンチに強いあの人がいてくれたら」
森「先輩今頃どうしてるんでしょうね」
近「今頃一人旅でもしてるんじゃないですかね。」
浅野「でも、あの人本当はさびしがりやだと思うよ。」
一同「・・・。」

どうしても代わりの容器が見つからず「天はわれを見放したか」と
八甲田山チックなセリフを吐いて空を見上げると

セスナが上空を通り過ぎて行った。
(?弁当箱と同じロゴがあったのか)
セスナを追いかけていくと、飛行機から段ボール箱が投下され
あとから誰かがダイビングをして箱のパラシュートを作動させ
自分もパラシュートを開いて降りてきた。
「先輩?」
やはりそれは、大前だった。
もはやあっけにとられているとあとから段ボール箱が下りてくる。
中身は米プラスティックの弁当箱(いや、新潟からの離陸はどうした?)
大前は「スカイダイビングは私の趣味ですがそれが何か?」
と言って去って行った。
近が「パラシュート!」と叫び里中が「大前さん!」というと
大前は「片付けておいてください。」と言って戻っていった。

無事に開店に間に合うのを見届けた大前は、桜がはらはらと散る中
去っていく。

ハケン弁当は大成功を収め、車による移動販売でオフィス街でも
好調な滑り出しをみせる。里中はフランチャイズ店の説明会を開く。

店に桐島が来ていて、天谷と話している。
優しいだけの男で成功は無理かと思ったが
ハケン弁当の大成功で、今里中には波が来ていると。
天谷が桐島に「里中に会社命の人間になって欲しいのか?」
というが本心なのか「そうなってもらわないと」と言う。

更に時が流れ、社長賞の表彰式。
黒岩が里中にスピーチの原稿はできてるのかと
冷やかすと、忙しくて何も準備ができていないようだ。
授賞式で里中は、自分がここに立って話すことは
名誉に感じながらも、この受賞は最初にハケン弁当の
企画を考えた派遣社員の森美雪であること、的確にサポートをした
近や、大前たち派遣社員の名前を挙げた。
浅野や小笠原が席についてそれを見つめている。
しかし、その3人はもうこの会社には居ないと。
この賞はみんなのお陰だから、自分ひとりがもらうのは
おかしい。このハケン弁当の成功は社員と派遣社員が力を
あわせて困難を乗り越えたことだといって、表彰状と賞金を
そこに置くのだった。
桐島は里中の甘さに頭をかくが、会場からは拍手も出た。

会場から里中が出てくると、以前天谷とデートをしていた謎の老人(大滝秀治)
がハケン弁当をほおばっていた。
里中に弁当の味を褒めると、里中は首をかしげて
「どこかでお会いしましたか?」というと
驚いた黒岩が里中の後頭部を張り倒す。
写真でした見たことのないS&Fの会長がこの老人だったのだ。
会長がハケン弁当の成功の原因を里中に尋ねると
里中は「それはこの会社の食堂に行けば判ります。」という。
社員が半額で食べられるカレーも派遣社員は倍の金額を払わなければ
食べられないのだと。
会長は、「この会社には派遣社員をもっと増やすべきか?」と
尋ねると、里中は「それはまだ自分にもわかりません」と答える。
ただ、大前のことを思い出し、社員は派遣社員を人だと思っていない
と言われたことを告げ、人として向き合わなければいけないというと
大滝は喜んでその話を聞くのだった。

スペイン。
大前の携帯に森からのメッセージが入る。
森は今、紹介予定派遣で正社員になることを
目指して面接を続けているらしい。
一ツ木は面接で正直に喋りすぎだと言うが
以前、うそをついて採用されたので正直に
なりたいという。
「だからって、ディスクなくしたことまで言わなくていい」
と釘をさされる。
でも社員になりたければ頑張りましょうと
一ツ木に励まされるのだった。

近は今、同一労働・同一賃金というハケンスタイルで
就業しているらしい。社員と派遣社員の格差がないスタイルの
就業形式らしいが、社員からはあからさまにハケンが来たせいで
賃金がカットされたと愚痴を言われている。
森のアパートの様子からすると、東京は雪の季節の様子だ。

マーケティング課の新しい主任はなんと黒岩で
先週登場したダメ新人ナシダをしごいているらしい。
派遣はお洒落派閥の香たちがいるが、仕事に厳しい黒岩に
震え上がっていた。

営業の課長は里中で浅野と一緒に忙しく飛び回っている。
京都に出張があるようだ。

そして、森はアルバイトながらも予定紹介派遣で社員になることを
目指して、とうとうS&Fに一次採用が認められたらしい。
二次には人数が半分になるが、残れるように頑張るとのことだ。

長いメッセージに大前があきれていると、最後に東海林について
森がまだ子会社から戻ってこられないことを告げるのだった。
大前の手にはまだ、東海林の携帯番号のメモがあった。

里中が京都の出張の帰りに名古屋の子会社に立ち寄ると
人材募集の張り紙がしてある。「働くことは生きること」と
書かれている内容を見て微笑む里中だが、他の従業員に
東海林を訪ねても教えてもらえない。

東海林が運転手にそろそろ福岡にトラックを出してもらうよう
頼むが運転手は嫌がらせに出て行ってしまう。
東海林が困っていると、大前が現れる。
驚きもあるが、相変わらずの大前の口調に懐かしさも半分だ。
以前、大前が死ぬほど好きだと言っていた河豚を食べに行こうと
誘うが、「河豚なら自分でさばけますから結構です。」という。
またもスキルアップしているらしい。この河豚調理師免許のほかに
マッサージ系やひよこの鑑別士(いや、今鑑別士は品種改良で見分けが安易になったのでお尻見なくても雌雄の判断が簡単で意味ないぞ)
核の取り扱いとわけのわからん資格が満載となっている。
スキルが高すぎて省略するが、時給3000円で3ヶ月間
自分を採用しないかという。
いつものセリフ「お時給の分はきっちりはたらかせていただきます。」も
健在だ。
お前みたいな高いスキルの人間をここで使えないと言うと
大型自動車免許があるので、運転手と一般事務でいいという。
「今度はアナタに社長賞を取ってもらいます。」
と言うのだ。

自分のために来てくれたと東海林は感激して
大前にキスをす・・・・・るかと思ったら
大前は眉毛を引っこ抜く。
「眉毛はクルクルパーマじゃないんですね。」
と言ってトラックに向かう。

東海林が怒り出すと、今回は一ツ木さんを通していないので
自分へのクレームは我慢してくださいと言ってトラックに乗り込み
またおかしな方向確認で、福岡に向かってトラックで出て行くのだった。

それを見ていた里中は笑いながら
「行っちゃったね。」というが、東海林は
「帰ってきちゃったっていうか。」と返すのだった。

いや~、終わった。お疲れ様でした。
あと1時間くらいかかるかと思ったけど
なんとか3時までに終わりましたです。
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