かみなり

心臓に人工弁を、耳に補聴器をしている昭和23年生まれの団塊世代です。趣味は短歌です。日々のよしなしごとを綴っていきます。

今日は阪急京都線上新庄駅まで

2018-10-07 16:54:07 | ブログ記事
所属していた短歌結社「塔」の尊敬していた選者先生が6月に亡くなられて、

今日はそのお家の片付けをすると聞いたので、

私は既に結社を退会しているから迷いましたが、参加させてもらおうと家を出ました。

この先生は私の亡父と同い年で、大阪の歌会に出たときなどに優しく声をかけてくださいました。

亡くなられるまでおしゃれを忘れない先生でもあられました。

だから、お手伝いさせていただけることがあれば、させていただこうと行きました。




上新庄駅に10時の待ち合わせでしたが、少し遅刻したから一人で先生のお宅を探すことに。

駅から数分のビルの間に見つかりました。



先生は今年98歳で亡くなられましたが、

このお家は先生のお父様の代から住まわれていたようで、

だいぶん古くなっていました。

先生も超高齢で亡くなられましたから、
最後のほうはお家の手入れも十分できなかったのではなかったでしょうか。



玄関が開いていたので覗くと、すでに大勢の人が片付けを始めておられました。

それで、

退会した私が手伝うのはお邪魔虫になるかもと

せっかく来たけれど、遠慮することにしました。

顔見知りの選者の先生が出てこられたから、
その旨伝えて帰ることに。

このお家は、年内取り壊しになると聞いたので、記念に横の道からお家を撮影させていただきました。


大阪北部地震の被害でしょうね。屋根の瓦がだいぶん落ちた様子でした。

ブルーシートが痛々しいですね。

今度は、隣のマンションの敷地から撮影しました。


これは南側からの撮影です。

この先生は独身を貫かれたから、お子さんもいらっしゃいませんでした。

が、小学校の先生を定年まで勤められたから教え子さんがたくさんいらっしゃいました。

教え子さんたちの年齢は、私と同年配の人たちが主だったようです。

先生が独身を貫かれた理由は、そのお父様より素敵な男性は現れなかったから、だったそうです。

あまりにも素敵な父親を持つのも考えものですね。

で、今日は、

やっぱり「塔」は退会していることだし、

時期外れの暑さで私の体調もイマイチだつたので、帰ることにして正解でした。

と言いながら、そのまま帰宅はせずに、

川西能勢口駅を通過して、

次の雲雀丘花屋敷駅まで行き、

昨日、夫と車で探しても見つからなかった新築の物件を探しに行きました。

駅から3分という物件だったので、今日は簡単に見つけることができました。

昨日は車で辺りをぐるぐる回ったのでしたが、歩いて探したほうが見つけやすいようです。

雲雀丘花屋敷駅と川西能勢口駅は、それほど離れていないので、

その後、

歩いて帰宅しましたが、今日は夏のような暑さだったので、汗だくになりました。

*

★先生のお家探して大阪市東淀川上新庄に

★校正の手伝ひさせてもらはむと頼めば高齢ゆゑにやめると

★その代わり京都永田家教へられ通ひはじめき十五年前

★紹介をしくれし真中朋久氏いまEテレの短歌講師に

★親切な人もたくさんゐたけれどさうでなき人われを追ひ出す

★居心地が悪くなりせばやめるよりほかに術なくやめてしまへり

★残念で悲しきことではありしかど楽しき思ひ出おもひいださむ

★難聴でなければもつと友達もできてやめずにゐられたと思(も)ふ

★歌会に出ても聞こえぬわたくしはいつしか出るを止めてしまへり

★その代わりインターネット歌会に参加をさせてもらひき長く

★上達もせぬまま月日たちぬれば後から入りし若きら威張る

★年若き人らが主(おも)になりぬれば老いたるわれら辞めざるを得ず

★これからは独りひつそり詠まむとてブログに歌を書きつくる日々

中国系アメリカ人によるアメリカ映画『ジョイ・ラック・クラブ』

2018-10-07 07:21:00 | ブログ記事
一昨日NHK、bs放送で観た映画は、

中国系アメリカ人によるアメリカ映画であった。

その前日に観たイギリス映画『テス』がいい映画だったので、少し映画が観たくなって、

その翌日放映されたこの『ジョイ・ラック・クラブ』も観たのだった。

題名から白人のアメリカ映画と思って見始めたのだが、

出てきた登場人物たちは中国系アメリカ人であった。

ちょっとがっかりしたが、しかし、案に相違してなかなか見ごたえのある映画であった。

あらすじは、

中国でそれぞれ尋常ならざる苦労した女性4人がアメリカに移住して、

それぞれに娘ができて、親の世代の生きざまと娘の世代の生きざまが織りなす物語である。

題名のジョイ・ラック・クラブは、
この親の世代の四人がマージャンを楽しむクラブという意味からつけられたものらしい。

細かい物語は、映画で観ていただくとして、

私が興味を覚えたのは、こんなリッチな暮らしをしている移民もいるのかということであった。

また、彼女らのプライドも並々ならぬもので、

彼女らの一人の娘が白人と恋愛するのだが、

母親のほうは手放しで賛成はしない。

その白人の男性のマナーにいろいろいちゃもんをつけるのである。

へ~、中国系の人たちって、こんなにも見識が高いの?と驚いた。

日系人の人たちは、あれほどの見識を見せることができるであろうかと余計な心配もした。

私が20年以上前に中国を旅行したときは、そんな見識の高い中国の人は見かけなかったが、

あれは映画だから、そういうふうに作ってあるのだろうか?

それとも、中国系の人達も、さまざまな人がいるから、映画のようなプライドの高い人も

私が中国で見かけたような、そうでもないよう人たちもいる?

また日本に観光でこられる同国の人たちのお行儀の悪さとは無縁のようにも見受けられた。

アメリカのような自己主張をしないといけないような国では、

この映画のように、プライドをもって生きていかないと生きていけない面はあるのだろう。

というわけで、映画のストーリーを楽しませてもらいながら、

同時に、移民の心得のようなものも勉強させてもらえたような気がした。

あまり話題になっていない映画だが、なかなかと思って観た。

*

★故国にて過酷な暮らしせし人の移住して得る豊かな暮らし

★アメリカで生まれし娘(こ)らに幸福はあれと親の世代は