義父は優秀なエンジニアであった。
それで会社勤めしていたころは高給取りであった。
が、自分で思うように仕事をしたくなって、会社を興して自営した。
が、エンジニアとしては優秀であったが、会社経営は下手であった。
採算を無視したいい仕事をしようとするので、会社は火の車であった。
それを助けてくれたのは、義父の長姉の伯母さんであった。
義父の会社と同じ大阪に住んでいたことと、
開業医の奥さんとして比較的裕福で、さらに子供がいなかったから、
夫たちのお金がかかるときは、この伯母さんが援助してくれていたらしい。
私も結婚してからのち、ずいぶんよくしてもらった。
毎年、春、夏、秋、冬と、季節ごとにブランドの高級服を買ってくれた。
こんなにしてもらっていのかしらと思うくらいよくしてもらったと思う。
が、この伯母さんは、婚家を援助してくれていたこともあり、
義母のぜいたくにはうるさかったらしい。
伯母さん自身は、ごく質素に暮らされていたこともあって・・・。
それで義母は、この伯母さんを嫌っていた。
そして、この伯母さんにうるさく言われる原因は、
義父に甲斐性がないせいと思っていたのではなかっただろうか。
それで、私が里帰りするときなどに、茶の間などで私を異常に怒ったりしているのを
義父は隣の座敷で聞いていたはずだったが、何も言わなかった。
たぶん何も言えなかったと思う。
そのころの義母は、
この伯母さん以外には、だれにも何も言わせないくらいのこわさがあった。
私も義母のことが怖かったが、夫も怖かったらしい。
それで、夫も、若いころは、義母にはあまり反発できなかった。
それで、私は、義母には言いたいように、されたいようにされたが、
仕方なかったとも言える。
が、上記した通り、
義父の長姉の伯母さんは、私にとてもよくしてくれたし、
義父のすぐ上のお姉さんである伯母さんも、私には、すごくよくしてくれた。
義父のすぐ上のお姉さんは義父の実家に家族で暮らしていたが、
私たちが帰省すると高知の郷土料理をいっぱい作って待っていてくれたし、
私たちの子供のお守りまでしてくれた。
この伯母さんも私と同じく難聴でもあったから、よけい私のひいきをしてくれたのかもしれなかった。
義父の長姉の伯母さんのような経済的な援助ではなく、体を使った世話をしてくれた。
私は、どちらの伯母さんにも、感謝してもしきれなくらいよくしてもらった。
それから、義妹は義母と一緒になって私を虐めたが、義弟は昔も今も私に親切だ。
義父に似て根が優しいのだろう。
そんなことを思い出せば、
嫁いできても、決して悪いことばかりでもなかったことに気づく。
それで会社勤めしていたころは高給取りであった。
が、自分で思うように仕事をしたくなって、会社を興して自営した。
が、エンジニアとしては優秀であったが、会社経営は下手であった。
採算を無視したいい仕事をしようとするので、会社は火の車であった。
それを助けてくれたのは、義父の長姉の伯母さんであった。
義父の会社と同じ大阪に住んでいたことと、
開業医の奥さんとして比較的裕福で、さらに子供がいなかったから、
夫たちのお金がかかるときは、この伯母さんが援助してくれていたらしい。
私も結婚してからのち、ずいぶんよくしてもらった。
毎年、春、夏、秋、冬と、季節ごとにブランドの高級服を買ってくれた。
こんなにしてもらっていのかしらと思うくらいよくしてもらったと思う。
が、この伯母さんは、婚家を援助してくれていたこともあり、
義母のぜいたくにはうるさかったらしい。
伯母さん自身は、ごく質素に暮らされていたこともあって・・・。
それで義母は、この伯母さんを嫌っていた。
そして、この伯母さんにうるさく言われる原因は、
義父に甲斐性がないせいと思っていたのではなかっただろうか。
それで、私が里帰りするときなどに、茶の間などで私を異常に怒ったりしているのを
義父は隣の座敷で聞いていたはずだったが、何も言わなかった。
たぶん何も言えなかったと思う。
そのころの義母は、
この伯母さん以外には、だれにも何も言わせないくらいのこわさがあった。
私も義母のことが怖かったが、夫も怖かったらしい。
それで、夫も、若いころは、義母にはあまり反発できなかった。
それで、私は、義母には言いたいように、されたいようにされたが、
仕方なかったとも言える。
が、上記した通り、
義父の長姉の伯母さんは、私にとてもよくしてくれたし、
義父のすぐ上のお姉さんである伯母さんも、私には、すごくよくしてくれた。
義父のすぐ上のお姉さんは義父の実家に家族で暮らしていたが、
私たちが帰省すると高知の郷土料理をいっぱい作って待っていてくれたし、
私たちの子供のお守りまでしてくれた。
この伯母さんも私と同じく難聴でもあったから、よけい私のひいきをしてくれたのかもしれなかった。
義父の長姉の伯母さんのような経済的な援助ではなく、体を使った世話をしてくれた。
私は、どちらの伯母さんにも、感謝してもしきれなくらいよくしてもらった。
それから、義妹は義母と一緒になって私を虐めたが、義弟は昔も今も私に親切だ。
義父に似て根が優しいのだろう。
そんなことを思い出せば、
嫁いできても、決して悪いことばかりでもなかったことに気づく。