かみなり

心臓に人工弁を、耳に補聴器をしている昭和23年生まれの団塊世代です。趣味は短歌です。日々のよしなしごとを綴っていきます。

なぜ豊胸手術などするのだろう

2019-04-05 08:02:12 | ブログ記事

フランスで人工乳腺バッグの主流のタイプに希少がんとの関連性が認められたらしい。

そんな異物を身体に入れてよいはずがない。

たいだい何のために豊胸手術を受ける?

モテるため?

それは邪道ではないか。

むかし、お土産品が「上げ底」とか「額縁」とか言われて問題になったことがあった。

お土産品の箱の底に何かを入れて嵩上げしたり、周囲の枠の部分に詰め物をしたりして
客を欺いて買わせることが問題になったのだった。

豊胸手術は上げ底手術である。

そんなことまでして男を欺きたいのだろうか。

男は上げ底とわかっても巨乳に惹かれるのか。

むかし私の母たちの時代は大きな乳房を恥じてさらしできつく巻いたと聞いたことがある。

日本ではいつから巨乳が天下になったのだろう?

貧乳に生まれたのなら、それはそれでいいではないか。

ふだんは貧乳であっても、子を産んだら嫌でも巨乳になる。

それが乳房の本来の姿だからである。

子に乳をやるためという本来の姿が現れて乳房は巨乳になるのである。

その乳房の仕組みを知れば、
巨乳、貧乳と、乳房の大きさなどにこだわらないで、自分を磨くことに力を注げるはずだ。

男性も巨乳ばかりを基準にしていたら本当に魅力ある女性を見つけることができなくなる。

*

☆ゆたかなるバストを持ちてゐし人は豊かなバストを隠してをりき

☆いつよりかバスト目立たすことばかりバカに流行りて今に至れる

☆整形の巨乳を見せる姉妹かなシリコン入れて人を欺き

☆世阿弥とく秘すれ花は乳房にも及びて秘するべきもの乳は

裏庭に泉の湧く住まいも廃屋になりてゆくを悲しむ

2019-04-05 02:24:53 | ブログ記事
いま読ませてもらったフォロワーさんの記事に
今は誰も住んでいないが、裏庭に泉が湧いてワサビが採れると書かれてあった。

それで思い出したが、
前にも書いたことのある、祖母の妹の広島の山奥に嫁いだ大叔母の住んでいた家のこと。

この家も山の中に建っていたから、裏庭には泉が湧いていた。

それで、大叔母は、朝は、その泉から水を汲んできてお茶を入れてくれたものだった。

が、今年になって、夫が上京したときに聞いた大叔母の養女だった人の話によると、

誰も住まなくなってから、家は荒れ果て、家の中に竹が生えてきていたそう。

その上、昨年の広島大水害で家は壊れ、道も不通になって行くこともできなくなっていると。

私達が父の転勤に従い香川県に住んでいたころは、よく夏休みに逗留させてもらった家が、
そんなふうになっていることを聞くのは悲しい。

大叔母存命のころに、もう一度訪ねておきたかったとしきりに思われる。

裏山を借景にした庭の大きな池には大きな鯉がいっぱい泳いでいた。

家の南側は大きな川が流れていて、夜は、その川の流れを聞きながら眠りについたものだった。

その川の向こう側がバス停になっていて、
大叔母の家に行くには、その川にかかった手すりのない橋を渡らないといけなかった。

その橋は、川からは、かなりの高さにあった。

子供だった私は身軽にわたったが、私の祖母などはわたるのを怖がったと大叔母は話していた。

そんなことも含めて、素晴らしい住まいだったと思うが、
現在は行くことすらできなくなっていると養女さんから間接的に聞き、残念に思う。

お金には代えがたい素晴らしい住まいだったと思うにつけ。

そんな家は、この過疎の進んだ日本では、あちこちにあるのだろう。

東京一極集中が言われ始めて久しいが、この流れはもう止めることができないだろうか。

昔のように、日本の津々浦々に人の住んでいる日本に戻すことはできないだろうか。

ブロ友さんの記事を読ませてもらって大叔母の家を思い出し、
そして日本のこれからのことに思いを巡らせた。

*

☆裏庭の泉にワサビ葉採れるとふ家が空き家になれるを惜しむ

☆裏庭に湧く泉水を大叔母は沸かしてお茶を淹れくれしかな

☆人住まぬ家になりはて竹は生えもはや家とは言へぬ廃屋

☆この国の津々浦々の家々が廃屋になり滅びゆくかな

☆父母死なば誰も住まざる故郷(ふるさと)になりはて儚くなれるこの国

☆ふるさとの山河を元の山河へと戻し令和の御代は始まる