旅の恥はかきすてです

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2023年2月26日 倉敷と吉備津神社

2023-03-09 | 国内旅行


 倉敷は3回ぐらい来ていると思う。1回目はすごい昔。2回目は3年ぐらい前か。「2020年1月 豊島・直島 倉敷」で書いてますね。3年前でした。この時はアイビースクエアに泊まって、倉敷から島巡りをして、月曜に美観地区を観光たら月曜が休業日なのでどこも空いておらず、お目当ての大原美術館には入れませんでした。今回はそのリベンジでもあった。
 今回は倉敷国際ホテル。ここも歴史あるホテルで、泊まってみたかった。アイビーはちょっと高かかったのでこっちにしました。ロビーには棟方志功の大きな版画が飾ってあります。館内の壁には、アート作品がかかっていました。古い観光ホテルなので、部屋も広かったです。
 朝食はついていなかったので、ホテルで朝食をとろうとも思いましたが、バイキングで2000円ぐらいだそうで、かなり豪勢なようですが、食べ過ぎるしおなかの調子もいまいちだったので、バイキングはいいかな、という事でやめました。で、道後温泉から持ち歩いていたオレンジフランスパンをここでいただく。美味しかったので捨てられず、かといってパンなのでつぶしたりできないので、けっこうかさばってしまいました。3日目だけど、フランスパンなので傷んではいないです。ちょっと味は落ちてたけど、美味しくいただきました。その後、コーヒーを飲みたくなって美観地区の朝早くから空いているカフェに行ってコーヒーだけいただく。
「Boulangerie mugi」というカフェが7:30からオープンしていて、モーニングもやっています。たぶん美観地区では一番早くオープンするのでは?日本家屋をモダンにリノベーションした美観地区らいしカフェです。モーニングはスープとパンと飲み物で800円代かな?コーヒーが600円ぐらいなのでお得です。ついモーニング食べようかとも思いましたが、ガマンして(体重が...)コーヒーだけにしました。コーヒーの味はあまり好みではなかったです。でもベーカリーが隣の店舗にあって、丸い固めのパンを買ってうちで食べましたが、パンはかなり美味しかった。
 倉敷国際ホテルでは大原美術館の割引チケットを扱っていて200円引きの1300円、休日前なので1000円の観光支援のクーポンを使って購入。荷物を預けてホテル隣の大原美術館から観光開始。9時からオープンで少し前に到着しましたが、すでに数十人集まっていました。
 倉敷と言えばクラボウなどの繊維関係の会社が有名ですが、大原美術館は実業家で文化に造詣が深かった大原孫三郎氏が創設した美術館です。展示してある名品の数々は、児島虎次郎という洋画家に依頼して収集したものが基本となっています。モネやゴーギャンなど、近代の珠玉の名作がたくさん展示されています。大原美術館は国や県などの公共の施設ではなく、私設の美術館です。私設の美術館で大原美術館以上に知られている美術館を私は知りません。(というか思いつかない)。コロナで開館できない期間が長かったのですが、私設なので補助金がでず、クラウドファンディングをしていました。少しだけですが、私もクラウドファンディングに参加させていただき、お礼のはがきをいただいています。
 オープンして中に入ると、素晴らしい絵画の数々。大原美術館と言えば絵画が有名ですが、別館には陶器など日本の民芸も多く展示されています。あと、エジプトなどのオリエントからの資料も収集していたそうで、数点展示されていました。オリエントの美術品は、美観地区のクラシックな銀行の建物をリノベーションして、そちらに展示するそうです。今は絶賛改築工事中らしい。ここが出来上がったら、また訪れてみたいです。
 その後は倉敷川を挟んで斜め前にある大原家住宅に。倉敷の特徴である漆喰で網模様になった外装の倉など、敷地内には数棟が連ねている立派な邸宅でした。大原孫三郎さんについての展示もあった気がしますが、その次の代の方の図書を展示した部屋もあり、カフェにもなっています。広いスペースが一面本棚になっていて、その中に本がぎっしり。あるののが全部ではないそうです。手に取れる本もあります。すごい読書家で、これらの本をどんどん読んで知識を増やしていったのですね。さすができる人は違う!と思いました。
 その後は、11時半ぐらいですがランチをしに「旅館くらしき」へ。ガイドを見て目を付けていました。早く行かないと混んでしまうので、この時間に。思った通り、並ばなずに入れました。ここのランチは2段のきり箱に小さな器に多くの種類の料理が盛られています。見た目もきれい。これで2000円です。一流旅館のレストランなので、着物を来たお給仕さんで、接客もていねいです。この旅一番満足した旅行らしい昼食でした。おすすめ。
 その後は美観地区をぶらぶら。休日なので観光客も多く出ています。美観地区は観光客向けの日本文化的ショッピングセンターのようです。ここも伝統的建造物群保存地区なのですが、先に訪れた鞆の浦とはだいぶ様相が異なります。見ていると、あれもほしい、これもほしいとなり、大変なことに。でも、くらしき桃子でもものソフトクリームとお土産にフルーツゼリーを買って、「ままかり」という倉敷の名物の魚の酢漬けを買って、橘香堂という和菓子屋さんで和菓子を買ったぐらい。前回はくらしき桃子でパフェ食べましたが、コストパフォーマンス的にいまいちなので、今回はパスして、もものソフトクリームを食べました。かなあ~り美味しかった。さすがフルーツが売りのカフェ。また食べたい。
 岡山と言ったらジーンズ。美観地区にはデニムストリートがありますが、若者でにぎわっていました。ちょっとかかなりお高めのジーンズ。よくわからないジーンズのブルーの食べ物とかも売ってました。前回は「倉敷屋」というジーンズ小物を取り扱っているお店でジーンズを買いました。約1万で、美観地区で見た中では安かった。ジーンズストリートではないとこにあるお店。男女兼用なんだけど、休日や旅行なんかではこればっかりはいてます。
 あまり細かく計画を立てていなかったのですが、そのぐらいでここでの観光を切り上げ、前から行きたいと思っていた吉備津神社に行くことにしました。あまりメジャーでないのか、詳しく紹介されることはないので、行ってもしかしたらがっかりするかなとも思っていました。
 倉敷からは山陽本線で岡山まで出て、そこから吉備津線(桃太郎線とも書いてあったが)というローカル線で吉備津駅まで行きます。そういえば、今回山陽本線何回かのってますね。観光地に繋がっているので便利です。


 駅から神社までは10分ぐらいかな。今回は移動があるのでバックパックできました。行きは軽かったのですが、いつのまにか重くなっていた。岡山駅で空港バスにのるので、コインロッカーに入れていけばよかったのですが、気付かすそのまま来てしまった。神社と言えばすごい段数の階段が。。。さあ、どうする!?と思ったら、コインロッカーありますの張り紙発見。駐車場にコインロッカーがありました!良かった。
 身軽になり、階段を登って神社に。本殿を見た途端、あまりの素晴らしさに「来てよかった~」と、心から思いました。本当に素晴らしい神社です。吉備津神社の特徴は、檜皮葺で2つ合わさった屋根。その屋根の姿と合わさって、素晴らしくバランスのとれた本殿の建築がまた素晴らしい!来てパンフレットを見るまで知らなかったのですが、この本殿は国宝だそうです。そうですよね、これだけ素晴らしい建物なので。
 HP見たら『吉備津造り』という、特徴的な造りだそうです。神社の作りにも様々な造りや格式があって、難しいです。あまり観光的には広まっていませんが、岡山・倉敷観光に来たら神社仏閣好きなら吉備津神社に行くことをお勧めします。
 長い回廊があることもこの神社の特徴です。ふつうは回廊を渡る場合、入場料とりますよね。でも、吉備津神社は入場料がかかることは一切ないです。お金が必要なのは、御朱印代の300円だけで、長い長い回廊を渡るのも無料です。最近はどの神社仏閣でも御朱印はありますが、御朱印帳に挟む印刷もしくは手書きの用紙を配ったり、高かったりするところもあります。でも、ここの御朱印は手書きで、料金も良心的でした。
 回廊を渡って写真を撮っていると、市元の方から声をかけらっれ、少し上がったベストビューを教えてもらい、今日のこの時間は回路の屋根が日の光で光っており、きれいに写りますよと。うまく写ってないのは、私の写真の腕です。長い回廊のところどころには重要文化財の御竈殿などの見どころもあります。
 岡山から吉備津駅の間の駅にも有名な神社があるようですが(電車から見えたし、観光客らしき人が降りた。)、時間的に中途半端になってしまい、そのまま岡山駅に戻りました。岡山駅で駅ビルの1Fで農協のレストランがあって、そこでパフェを食べて空港バスに。(ここ、主食とパフェなどのスイーツのセットで2000円ぐらいでお得。セットにすればよかったと後悔。忘れてしまうので書いた。)空港では、お土産を見たり(結局何も買わなかったけど)岡山名物という事を知らなかったエビチャーハンを食べて、20時のフライトで東京に戻りました。
 

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