旅の恥はかきすてです

旅行が好きです。
いままで行った国は41、都市は160以上。
世界遺産は140以上!
そんな旅行を書いていきます。

2019年5月6日 サンクトぺテルブルグ マイリンスキー劇場

2019-05-19 | 2019年5月 ロシア・バルト・ヘルシンキ
この後、エカテリーナ宮殿に向かいます。
エカテリーナ宮殿へは、モスコフスカヤ駅からバスだそうです。
またモスコフスカヤ駅。空港行のバスもモスコフスカヤ駅から出ます。縁のある駅、というかバスのハブ駅というか。
地球の歩き方に、エカテリーナ宮殿に行くバスの番号が出ています。結構な数の番号が行くみたい。
私はマルシルート(バン型のバス)で行きました。
バスの運転手にガイドの写真を見せると「プーシキン?」と。地元ではエカテリーナ宮殿というよりプーシキンと呼ばれているようでした。
途中は郊外の住宅地、日本で言えば昔の団地のような所を通って、プーシキン駅も通って、運転手さんが「ここだよ。」と教えてくれた。
私はチケットを持っているので、スタッフらしき人に見せると誘導してくれて、専用の入口から入ります。
e-tiketと団体さんようの入口なのかな?ほぼ大量の中国人がずらっと並んでいます。
入場するにも並んでなかなか入れません。
時間がないよ~、バレエまでには帰らなければ。そして、できればホテルに戻って、着替えてから行きたい。
しばらくして、ようやく入る。

しかし、自由に回って、好きなところで好きなだけいられるとう風にはいきません。
ロープで先の入場を制限しています。前に入った人が移動したらロープを外して、行ってもいいよと。
こんなふうに人の動きを制御している理由は、すっごい人が多いから。
この広いエカテリーナ宮殿が観光客でギューギューです。
大広間、そしてたぶんハイライトだと思える琥珀の間。壁一面が茶色い宝石のようなもので敷き詰められていたので、たぶんここだと。
他の部屋は壁に金色の装飾が施されています。
きんきらきんです。ものすごい豪華!
しかし、8割が中国からの団体旅行の人達に見え、こう満員電車のような混み方では情緒もへったくれもない。
待っている時間もあって時間もなかったし、きんきらきんであまり好みではなかったので、せっかく厳しい競争率をくぐり抜けてe-tiketを取ったのに(最初のブログを参照)早々に見学を終えて宮殿を出る。

エカテリーナ宮殿は美しいお庭があります。
時間がないので(こればっかだけど)お庭を見る気はなかったのですが、どちらに行ったらバス停に着くのかわからず、うろうろしてる間に見学したというかできた。
相変わらず迷ったという事。入口と出口が違ったというのもある。
観光客らしくない歩いている男性に出口を聞きました。その男性は親切に教えてくれましたが、ガイド本を売っている方でした。進められましたが、買いませんでした。(^^ゞ
無事マルシルートで、モスコフスカヤ駅に到着。
宿にいったん戻ります。
計画に無理があったというか、時間配分をミスしてしまったせいもあるけど、エカテリーナ宮殿は私的にはいまいちでした。
混んでいるせいもあったかと思うけど、時間がないならあまり無理して来ることもないかな、と。
サンクトぺテルブルグ市内にも宮殿はいくつもあるし、どれも豪華。特にエルミタージュ美術館の室内は、エカテリーナ宮殿の室内より装飾にバラエティがあり、そちらだけでも十分な気がしました。


バレエに行くので、ジーンズとTシャツじゃいくら何でもまずいかな、と思ったのでワンピースを持ってきました。
しかし、このワンピースは夏用の袖なしです。
外は極寒。どうしようか悩んだけど、下に長袖のTシャツを着て,その上からワンピースを着て、カーデガンを着て、カーデガンを脱がなければなんとかいけるかなと、ワンピースで出ました。
外は寒かったけど、我慢した。
劇場には普段着の人もいたけど、それほど豪勢でもないけどやっぱりオシャレをしている人が大半。
豪勢なドレスを着ている人もいました。
やっぱり、汚いボロボロのジーンズとTシャツではなくて、格好は悪いけどワンピース着てきてよかったなと思いました。

このバレエの公演、ここで私の最大の失敗をしてしまった。
まあ、1回海外にでるといくつか失敗をやらかすけど、今回もいくつかやらかしたけど、これが最大の失敗でしょうか。
バレエの公演はマイリンスキー劇場ですが、マイリンスキー劇場はネフスキー・プロスペクト駅の近くだとばっかり思い込んでいました。
それならホテルから近いと思ってた。
でも、マイリンスキー劇場はネフスキー・プロスペクト駅ではなく、トラムに乗っていかなければならない。
なぜそう思っていたかというと、地球の歩き方の地図にネフスキー・プロスペクト駅の所にマイリンスキー劇場という文字があったから。
地図にあったのは劇場でなく、チケット受け取り窓口でした。
ばかですね~。ちゃんと劇場の詳細を見ていらばこんな間違いをすることはないのに。
今回、仕事の都合上で休めるか休めないのかぎりぎりにならないとわからなかったので、予定を立てる時間がなかったという事もあるけど。
それも、あると思ったものがないので,ネフスキー・プロスペクト駅で道を聞いて判明しました!
どこに劇場があるのかもわからず。
開演30分前です。その人言わく「タクシーで行けば間に合うよ。」と。
タクシーを止めようと試みましたが、止まってもくれないし全て乗車拒否。
開演15分前。チケット代もったいないし、こういう事には粘りずよく対応するあたしも、もうあきらめようかと。。
ふと地球の歩き方見てみたら、トラムで行けると。しかし降りたところからどのぐらい歩くのか不明。
再度聞いてトラムに乗って、トラムの優しそうな女性の集金者に聞く。
教えてもらって降りたところは、マイリンスキー劇場の真ん前でした。
19時40分ぐらい。10分ぐらい遅刻。
劇場に入ってe-tiketを見せて会場入って、廊下にいたスタッフ(以外にもエプロンのようなものを着た、親しみやすい女性。ようするにお〇〇〇。)に席を案内してもらいました。
ちょうど始まった所でした。
なんだかすごく運がよかった。あそこであきらめなくてよかった。
実はバレエを見たかったことは見たかったけど、歴史ある劇場の内装が見たくて、観劇しようと思ったのです。
私の席は3階ぐらい。
マイリンスキー劇場の会場の入口はたくさんあって、個々のブース分かれています。
入口は木のドアで、一つの入口には20個ぐらいの木の椅子が置いてありました。
日本のように大量の人を座らせる造りとは違います。映画「オペラ座の怪人」に出てきた劇場のような作りでした。
昔の時代の映画に出てくる劇場みたいです。(そのものなんだけどね)
歴史があって、美しいきらびやかな装飾があって、シャンデリアも豪華で、クラシックな素晴らしい劇場でした。ハラショー!!

演目はロシアバレエの代表作,白鳥の湖です。
マイリンスキー劇場では一定期間同じ演目を行うのではなく、日替わりなようです。
ちょうど旅行でのこの日の演目が白鳥の湖で、チケットを購入できました。
会場は満席のようでした。チケットは日本からネットで劇場のサイトから予約。約7000円。
この旅行記の最初「2019年5月 10連休あったら旅に出るに決まってるじゃない」に書いた。
バレエも素晴らしかった。
劇場目当でしたが、白鳥の湖を見れてよかった。
私はバレエ2回ぐらいしか見た事がなく、そのうちの1つが白鳥の湖です。
バレエを知らない私には退屈で、眠くなってしまいました。
しかしこの日の白鳥の湖は疲れてくたくたであったにもかかわらず、そんなことは感じませんでした。
まず衣装がすばらしい。スカートがふわふわした衣装は、踊り子さんが踊るとスカートがふわふわとかわいく揺れます。
踊りがあまりない女王様や貴族達の宮廷の場面もあり、その場面では長いスカートの衣装を着ていて、その豪華さに目を奪われます。
白鳥たちのチュチュの衣装も、集団で踊ると夜のブルーの場面など、白が映えてきれい。
舞台も素晴らしい。夜の背景や、宮殿内の背景。
そして、なんといってもバレエの踊りが素晴らしい!
白鳥と黒鳥、違う人が演じていると思いましたが、同じ人が演じていたんですね。
カーテンコールは、王子と白鳥(女性)と黒鳥の魔法使い(男性)の3人でした。
物語は、王子様がお妃を探していて、白鳥に出会ってお互い恋愛感情を持つものの、黒鳥が白鳥に入れ替わって王子は騙されて、黒鳥と踊ります。
しかし、気づいて黒鳥とそのボスと戦い、白鳥の信頼と愛情を取り戻します。
最後はハッピーエンドでした。白鳥の湖って、こういうストーリーなんだっけ?悲恋の物語じゃないの?勘違いか。。。
よかったので、記念にスタッフが売り歩いていたA5サイズぐらいで10Pぐらいの200Pの冊子を購入しました。
日本のように2000円とかする大きくて高くいパンフレットは売ってないようです。


あと、マイリンスキー劇場で感動した事は休憩時間に食べたすっごいいくらのサンドイッチ。
お水と合わせて600Pぐらいで、さすが場所だけあって高いのですが、そのパンに乗ったいくらの量!
ちょっといくらじゃなくて、ぜんぶいくら。こんもりいくら。まっかな表面。
ハムサンドも売ってたけど、いくらサンドとあまり値段は変わらなかった。
そしたら、こっち選んじゃうよね。
さすが、サーモンがたくさんとれるロシアです。
いくらをパンに全部のせ。日本人には考えつかないかも。

しかし、本当にあきらめなくてよかった。
言葉もわからない海外の個人旅行で、なにも用意されているわけではないので、たまーにいうか結構こういうことありますが、あきらめないで(今回は本当にあきらめようかとも思たけど)ぎりぎりまで粘り強くがんばれば、どうにかこうにか道は開ける場合がある。
自分だけではなく、周りに助けられてだけど。
2018年の年末のペルー・ボリビアの旅行もそうだった。
バスに荷物あずけたまま違うバスに乗ってしまったけど、助けられて事なきを得た。
これって、旅だけでなく、普段の生活でもそうだと思う。粘り強く、最後まであきらめない事。
しかし、日本国内ではこんな風に助けられたことはあるのかな。。。
ちょっと悲しいような、言葉がわかるし異邦人でないからかもしれないし。
どうなんでしょう。

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