旅の恥はかきすてです

旅行が好きです。
いままで行った国は41、都市は160以上。
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そんな旅行を書いていきます。

2022年5月7日 長崎市1日観光

2022-05-07 | 国内旅行
起きて朝食をとりに1Fのレストランへ。レストランもヨーロッパ風でかわいい内装。
一般客は2400円、宿泊者は2200円です。200円しか差がないです。ちょっとおっ!てな感じです。この前いった高知や神戸のホテルは宿泊者の料金は3割以上お値引きしていました。
バイキングですが、メインは卵料理で、スクランブル、目玉焼き、オムレツから選べます。オムレツをチョイス。調理したものを運んでくれます。
バイキングはごはんものやパンものがあります。でも今までのホテルのバイキングに比べたら、やや品数が少ないし、いまいちな取り揃え。
この値段ではあまりお勧めしないです。
このホテルの斜め前に鯖サンドを出すカフェがあったな。何時からやってたのか、次回のために残しておく。

この日は21時のフライトまで1日長崎市を観光します。去年の11月に来ていらい、長崎が大好きになってしまった私。洋館が残っている都市としてはこの前神戸に行ったけど、神戸の異人館と比べると長崎の方がすっといいです。神戸は入場にお金がかかるし、異人館を見せるというより”インスタ映え”を狙っている館もあります。
今回は、前回行けなかったところに行こうと思ってました。
チェックアウトして、荷物を預かってもらい、まずは市電で原爆資料館に行きます。

「国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館」という名建築をみるのが第一の目的でした。「1945年(昭和20年)8月9日の長崎市に投下された原子爆弾により死亡した人々や、その後に亡くなった被爆者を追悼し、世界平和を願う施設である」との事。無料で入場できます。
外部は水がはってある薄い水槽が広がっていて、地下に入ると部屋があり、中心の部屋には緑がかってみえるガラスの板が柱となって何枚も重なって2列に並んでいます。荘厳な雰囲気。
祈りのための空間なんでしょうか。被災者の体験と思われる、原爆の被災についてのアニメーションも映してました。
ここは水が多用されていますが、これは原爆でやけどを負い、水をほっして亡くなっていった人達を弔うためなのでしょうか。建築の意図はわかりませんか、私にはこの施設からはそのように感じました。

隣にある長崎原爆資料館に入ります。ここは原爆に関しての様々な資料が展示されています。
らせん状の廊下が巡ってあります。そこを降りて、各階の展示室に入っていく構造。
まず、浦上天主堂のある展示場に入りました。今も浦上天主堂はありますが、戦後の新しい建築で、被災した時に壊れた浦上天主堂の正面のファザードがここにあります。レプリカとのことですが、大きくて圧巻です。原爆によってねじ曲がった金属の給水タンクもありました。
原爆で溶けて何本かがくっいたガラスの瓶や、被災者の写真など。原爆が落ちる前と落ちた後の長崎市の写真など。原爆開発の歴史、アインシュタインから今日の核実験などの履歴も展示されています。
ともかく悲惨。
核が落とされたのは広島と長崎で、「長崎を最後に」とありましたが、はたして最後になるのだろうか、と考えてしまった。
核は抑止力になるからと、一部の国は保有し、その数を増やしてもいる。
今、ロシアはウクライナを攻撃していて、プーチンは核兵器使用をちらつかせています。私は、核兵器を持つことが抑止力になるとは思わない。プーチンのような一人の狂人がでてくれば、それは簡単に破られてしまう。
そして破られてしまえば、広島・長崎の数十倍の破壊力があり、多くの国が保有している核兵器、そのままという事はない。
今という背景があるからか、観光で訪れたはずの資料館を見て、いろいろ考えさせられることがありました。
これをプーチンに見せたい!
この後、平和記念公園を通って、浦上天主堂へ。
中にも入れますが、入口のところだけ。ここは五島列島の教会に比べると大きな教会ですが、新しい作りで、外壁は赤レンガですが、外観も中もこれといって見どころはありません。敷地内に戦争で破壊された金属の一部が残っていました。敷地に小さな資料館があって、そこには戦争で被災された建造物の一部の展示もありました。
疲れたので、ガイドに載っていた「フルーツいわなが」が天主堂の階段から見えたので、入る。町のフルーツ屋が小さなイートインを併設しているようなカフェでした。でもフルーツなので、結構どれも高い。長崎の苺ジュースをオーダー。オーダーしてから絞った真っ赤な苺のグラス。色がかわいいです。本当に苺の味そのものでした。砂糖は入っていないと思う。600円だけど、損しないお値段。
カウンター席の人が琵琶のパフェ頼んでいて、すごいボリュームの琵琶が載っていました。けっつこうなお値段のようです。長崎は琵琶が有名なのかな?

市電で戻って、オランダ坂に。オランダ坂は坂ですが、その坂のところどころに保存されている洋館があります。
最初に現れるのが東山手十二番館。水色の木の外壁のかわいらしい洋館です。内装もシンプルで、修理はしていると思うけど当時のままの感じです。
ここは洋館の中に素朴な感じのカフェもあって、カステラとコーヒのセットで500円ぐらいのお手頃なお値段。次回はここでお茶しようと思いました。昔ながらの洋館のバルコニーもあって、高台にあるのでそこからは長崎市が見下ろせます。
坂というだけあって、急な坂です。次は東山手地球館。ここもカフェがあって、お茶ができます。ここもよかったな。この2つは入場無料です。
次に現れるのが、東山手洋風住宅群。住宅の前に屋根瓦が乗ってる塀があります。このコントラストも面白い。3,4連の木の壁の洋風住宅が連なっている。写真博物館になってて、ここだけ入場料が必要ですが、そんなにしなかったと思う。200円ぐらいだったと思うが。写真博物館にになってます。昔の写真が飾られています。


坂を見下すと中国風の寺院の屋根があって、興味がわいたので、坂を下りてそちらに向かう。
そこは「長崎孔子廟中国歴代博物館」博物館でした。
せっかくなので入場料を払って中に入る。横浜中華街にある中華寺院や台湾の寺院のような感じです。
団体客が来ていて、仮面ショーをしていました。昔の中国風の服装の人が、踊りながら次々と仮面が変わっていくのです!
それも1回や2回ではなく、あれよあれよと変わっていく。近くにも来てくれるんですよ。これ、TVで見たことある。確か朝の番組かな、演じている人を特集したミニスポットコーナで。
最後に素顔をちらっと見せるのですが、若いイケメンのお兄さんでした。
ショップもあって、関連したお土産も数多く売られていました。
中は中国の陶磁器などの展示をしている博物館になっています。
中国の故宮博物館かな、その四季を撮影した写真も展示されていて、雪の白をバックにした赤い建物や、桜から赤い建物など、すごく美しかった。

その後は、「聖フィリッポ」教会へ。ガイドには、ガウディの研究者の方が設計したもので見ごたえがある、とあって、ガウディが好きなのでがぜん行きたくなってしまった。
市電に乗って長崎駅に移動。ここは「日本二十六聖人記念館」も併設しています。4時半過ぎの入場ぎりぎりの時間で到着。
しかし、あまり観光では聞かない教会。うーん、ガウディとは違うんじゃないかな、と。本音を言えば、似ても似つかないといった代物。大きくて高い塔があるけど、そこがガウディぽいと言えばぽい。
ざっと展示物を観賞しました。教会の中も入ったけど、まあまあといったところ。
教会を外から見ると、すり鉢のように見えて、面白い地形でした。

最後は最後に食べようと思っていたトルコライス。
「ツル茶ん」というトルコライスの有名店へ。商店街の先を抜けたところにあって、入ると昭和の香りがする喫茶店でした。こういう感じも好きです。なんせ昭和世代なもので。
飛行機の時間があるので、混んでたらどうしようかと思ってましたが、時間が18時くらいだったのか、あまりお客さんはいませんでした。
店内には、芸能人のサインがすらっと並んでします。並んでいるというより、壁一面を覆っているといった感じです。すごい数!だれだだれかとか、知ってる芸能人かどうかもわからないけど。
メニューはトルコライスが何種類かあったけど、一番オーソドックスなものとミルクセーキの小さいものをお願いする。
お腹はあまりすいてなかったけど、ペロッと食べられました。スパゲッティもカツもピラフも美味しかった。前回来た時も他のお店で食べましたが、こっちの方が美味しかった気がする。さすが有名店です。

この後、空港行きのバスに乗って長崎空港へ。
空港には、お土産も結構売ってました。食べ物ばっかりだったな。
ちなみに、福砂屋のカステラは本店に行かないと買えないのかと思ったけど、そんなことはなく空港でも売ってました。時間のロスなんで、次回は空港で。
たぶん最終便と思われる飛行機は、ほぼ満席との事です。コロナ禍の一休みのGW、満席なんですね。
羽田に到着して、お家に。
また長崎行きたいなー と帰ってすぐ思う私であった。

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