シャガールに初めて向き合ったのは、もう随分前のこと…ニースのマルク・シャガール国立美術館を訪れた時。
なんの知識もなく訪れたその場所で、
聖書のシリーズの美しさに魅了され
ステンドグラスの輝きに圧倒された。
あれから何年たっただろう?
シャガールのまとまった作品を見るのは、あの日以来だ。
この展覧会は、下絵やスケッチ・関連絵画・版画などを通して、オペラ座の天井画やメッス大聖堂のステンドグラスetc、代表的モニュメントに関わっていた彼の、当時の活動がわかるように構成されている。
(写真は、オペラ座天井画。シャガール展では、この下絵などが多数展示されている↓↓)
特に、オペラ座天井画の下絵の数々においては、試行錯誤をくり返すシャガールの制作過程がよくわかる。
色彩の魔術師シャガールといえども、作品は決して魔術ではないのだ!!
ブルー・レッド・イエロー・グリーン・パープル。相反する色を使いながらも、ぶつからず…かといって混ざりあわず、適度なバランスと距離感で調和するシャガールの色彩は、まさに音楽のよう…
音楽を色彩に。
色彩を芸術に。
(ソロモンの雅歌。ニース・シャガール美術館にて感動した作品のひとつ。この下絵の数々も展示されている↓↓)
さらに感銘をうけた作品たちは…
・「ダフニスとクロエ」のリトグラフ。
・ガラスへのエッチングの作品群。
シャガールの変幻する色彩は、油彩・水彩・コラージュはもちろんのこと、カラーリトグラフやガラスエッチングにおいても見事に表現されていた。
又、それを可能にした彼の技術の高さたるや!!
自然が、生きているということ。
音が、生きているということ。
人が、生きているということ。
うごめくような色色と、鮮烈でいて透けるような色彩は、
聖書や音楽のわからない私のココロにも
しずかにしずかに、染み入る。
生きていて、よかった。。。
シャガール展公式HP
http://m-chagall.com
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