四月のしつらえです。
花は、椿とふきのとう。枝は雪柳です。
ようやく咲いた庭の椿ですが、昨日の名残の雪が花に白く積もってしまいました。
色紙は「足るを知る」。
今、このような状況で不安に心が捉えられがちですが、
外の不足に不満を抱くばかりではなく、自分の内側に目を向けて
足りていることを知りましょう…という自戒も込めて。
香合は海の上に浮かぶ、橋でつながれたお堂の景です。
四月の透木釜です。
お菓子は、床の間の椿にあわせました。
抹茶は八女星野製茶園の「八女の露」。
八女茶は煎茶ではいただいていましたが、抹茶ははじめて。
ほろ苦く爽やかな味で、期待通りのおいしさでした。
春の茶碗でいただきました。