神奈川県相模原市のボーカル教室 カヌマミュージックスクールです。
Aさんは歌のレパートリーを増やすこと、
そしてその歌の 歌い方中心のレッスンを望んでいます。
その分、発声がおろそかになるのはあたりまえ。
月に2曲覚えることもしばしば。
それも歌詞を暗唱しなければならず、
歌を覚えるだけで終わってしまいます。
もともと歌は上手なので、それでもいいと思っていたのでしょう。
僕がAさんの歌を聴き
「どんなに歌を理解してカッコつけて歌っても、いざ歌う時、
声がしっかりしなくてはなんにもなりませんよ」
仲間うちではどんどんレパートリーをふやしていくAさんは花形的存在。
最近、お仲間と行った他流試合(笑)で存在感のある声で歌っている人の
歌を聴いて愕然。「その場から逃げだしたい気持ちでした」
Aさんは主人公になりきって歌を表現できる人なのでそこでも
評判はよかったのですが、本人は打ちのめされて相模原に帰ってきました。
発声の重要性、骨身にしみたのでしょう。
先週、発声のことで注意したことを、今週来ると
「先生の言うとおりの発声をしたあと歌ってみたら
今まで歌いにくかった所(うまく声が出なかった)が
スムースに歌えました。声もすんなりでました」
カヌマ
「本当??じゃあ やってみて」
Aさん
「疑ってるんでしょ(笑)
歌を聴くと
カヌマ
「ああ、本当だ。まるで僕が歌っているみたい」
Aさんはうれしそうに帰っていきました。