神奈川県相模原市のボーカル教室 カヌマミュージックスクールです。
随分、前のことになりますが今日は生徒のMさんのお話。
Mさんはよく大会に出場するのですが
Mさんが出る大会、出る大会でいつも賞を取る人がいて
その人に憧れていました。
仮にAさんとしておきます。
大会に良く出る人たちの中では有名な人です。
慕ってくる人に歌を教えたりもしていました。
MさんはAさんのよく歌う歌を「私も覚えたい」というので
指導しました。
「北窓」という歌です。
情感たっぷりのポップス歌謡。
Aさんの歌い方は情感たっぷりというよりも正統派の歌い方で
Aさんの持ち味で歌を表現していました。
ただ僕は やはりこの歌の情感を重視して
Mさんを指導しました。
ある時、同じ大会に2人が出たのですが、2人とも「北窓」。
もちろん賞に入ったのはAさん。
ところが終わったあと
AさんがMさんのもとへトントコトンとやってきて
「同じ歌だったですよね」と声をかけてきました。
もちろん話すのは初めて。
Mさん
「Aさんの歌に憧れて私も覚えたんです」
Aさん
「そうだったんですか。でも歌の表現の仕方は違いますが
ああ、この歌はこういう歌い方もあるんだと
“勉強になりました”」
Mさんは憧れのAさんに声をかけてもらい
それも“勉強になりました”なんて言われ大感激。
本当にうまい人ってこうなんですよね。
えらそうに威張ってなんかいないもんです。
そのAさんが亡くなったという話を聞いて
思い出したお話です。
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