かんちがい

、かも知れないけど、思いついたことを書いていく、ヤマサキタカシの日記です。

釣り竿あれこれ

2008年05月05日 | Weblog
なんか、今週は風邪をひいてしまって散々でした。
でも、いちばん重い日が休みの日だったので、助かりました。
今はもう治りました。


いましろたかしの「釣れんボーイ」という漫画にハマっている、と
以前の日記に書きました。

はっきり書かれてはいないのですが、主人公が「ヒマシロタケシ」という
名前なので、おそらく私小説ならぬ私マンガなのでしょう。

(でも、マンガでエッセイって、日本だけのカテゴリーなんすかね?
「じみへん」とか、西原理恵子とか、けっこうそういう作家さん
多いような気がする。)
ま、それは置いといて。

で、そのマンガは、ヒマシロさんが、釣りに行ったり、マンガを書いて
仕事したり、ワンコそば食べに行ったり、釣りに行ったりすることを、
ユル~い感じで描いているのですよ。

爆笑したのが、ヒマシロさんが釣りをしながら、
「うおおお…この感じ!まんが描いてるより100倍おもしろい!」
と叫んぢゃってるシーン。
そのあんたが描いてるまんがを読んでるワシはどうなるっちゅうねん!
と、思わずツッコミますよ(笑)

釣り好きな人は、読んでみると面白いと思いますよ。

あ、でも映画「シックス・センス」を見たことのない人は、観てから
読んだほうがいいかも。
だって、マンガの中でラストのネタばらしちゃってるんだもん(笑)
も~しょうがない人だよ(笑)


で、そのヒマシロ氏が一番お気に入りの釣りが、アユの友釣り。
これは日本特有の釣り方らしいのですが、アユの縄張り意識の高いことを
利用して、オトリのアユの鼻に輪っかを通して糸と針をつけて泳がせて、
縄張りに入ってきたので追い出そうと攻撃してきた天然のアユをその針で
引っ掛ける、という釣りです。

僕はルアー釣りは好きなのですが、アユは近くの沼にいるわけではないし、
あまり興味はありませんでした。

が、このあいだ釣り番組で友釣りやってるのを見ていたのですが、
おとりのアユを「そらいけ!」と放して、ヒュン!と泳いで行くのを
みたら、あ、結構おもしろいかも、と思ってしまいました。

でもオトリのアユの泳ぎをコントロールするために、9mとかの、
非常に長い竿が必要になり、その竿がメッチャ高いんですよ。
普通の竿と一桁、値段が違いますわ。


で、この間、ライブ前に家で、ギターの弦を交換しながら、
また釣り番組をみていたのです。
ぼくは、あんまり面白いTV番組がない時とか、ゴハン食べながら
ボヘーとケーブルテレビの釣り番組チャンネルを見ていることが多いです。

その番組は、釣り竿の素材に関してでした。

日本には和竿という、優れた文化があるのですが、それを他の材料を
使って、安く、均質な品質の竿ができないだろうか、という釣り具メーカーの
苦闘を追った番組でした。

で、まずはガラス繊維が出てきたわけです。
でも、比較的ガラス繊維は柔らかいので、長い友釣り用竿には
向かなかったのです。

その次に出てきたのが、カーボン繊維です。
この材料でようやく、ユーザーの納得のいく友釣り用の竿を作れるように
なってきたらしいのです。

カーボン繊維を初めて工業製品に利用したのは、なにげに釣り業界だった
そうです。

でも、9mクラスの長い竿を作るのは大変な技術なので、そのために
お金がかかってしまうとのことでした。
それでも、ユーザーからの需要はあるので、いわば自動車でいう、F1みたいな
扱いだということです。

カーボン繊維は、今では宇宙技術にも利用されるような材料ですが、それでも、
最先端はアユの友釣り用竿だそうな。

とある自動車会社では、毎年、最新型の友釣り竿をバラして、ほほーう、と、
技術を研究しているらしいですよ。


とまぁ、興味のない人には面白くも何ともない話に、最後まで付き合って下さって
ありがとうございました(笑)


(酔)