暇人のぐうたら日記

暇人がぐうたらな日々をつづる

野党議員が自分の信念を曲げても与党になりたがる理由

2017-11-03 17:53:28 | たわごと

万年野党の人は特に感じないだろうが、欲の深い人ほど陥りやすい罠がある。ましてや一度政権側について大臣でも経験した人なら尚わらであろう。

  自分の好きなように社会が回る。

  官僚に自由に操れる。

  政財界のトップが頭を下げる。

総理大臣委でもなろうものなら、

  夫婦で専用機に乗って外国へ行ける。

  来賓として迎えられ、豪華な待遇が受けられる。

  税金を好きなように湯水のごとく使える。

要するに、カネも権力も手に入るということです。その点、野党議員は可哀そうなもので、一生懸命仕事しても報われない。質問に立っても無視される。黒塗りの紙しか渡されない。ヘマしたら即離党。

議員は、政治献金を覗いて同じ給料です。一般の人と比べれば高給取りで優遇されているが、一生報われないんじゃやってられない。リストラはされないが、選挙で負ける可能性が高く、負けたら仕事がなく、無一文になる。

てなもんで、どう考えても野党より与党の方が好待遇で安定している。だから、一度味を占めた人間はもう一度何が何でも美味しい思いをしたくなる。だからと言って、与党になっても一介の議員じゃ野党議員と大して差はない。しかし、暇な上に高い給料がもらえるのは嬉しいはずだ。野党は、質問するのに躍起になり忙しくて仕方がない。それなのに、何もしていない与党議員と同じなのであるから、我慢ならない。

一般人には、まったく別世界の話であるが、民進党議員ははそろそろ痺れを切らしているのだろう。だから、自分の信念を曲げ、党を売ってまで政権側に行きたいと思うのである。崇高な理想などと言うものは存在しない。

 


立憲民主党の孤立 野党はいずれ消滅する

2017-11-03 11:10:39 | たわごと

立憲民主党の幹事長福山参議院議員を民進党が離党させたことにより、民進党と立憲との間に亀裂が生じた。また、民進党は大塚参議院議員を党代表に選んだ。大塚氏は穏健派である。したがって、希望の党との親和性が強い。立憲は頑なである。今は、立憲が衆議院で野党第1党になっているが、参議院では1名しかしない。次の参議院選挙で多くの民進系議員が希望から出馬すると参議院銀では希望が第1党になる可能性がある。そうなると、岡田氏、玄葉氏らは希望の党に参加し、衆議院でも希望が野党第1党になる可能性が大きくなる。立憲は野党の座を大きく失うことになり、立憲は外部との接触を頑なに拒んでおり孤立する可能性がある。希望は依然小池が権力を握っており玉虫色の政党である。立憲は国民の期待が大きいにもかかわらず、政界では小さい存在になっていく。今や、戦後最大となる巨大与党が出来上がろうとしている。国会の質問時間で揉めているが、純粋野党は、立憲、社民、共産の3党だけであるから、最終的に与党側の質問時間が多くなり、与党に批判的な野党の質問時間はかなり削減されよう。

立憲と民進と亀裂から野党再編は起こらないとすると、未来永劫政権交代は起こらない。政治と国民感情はますます乖離していくことになろう。与党が謙虚と口をそろえて言うのは、国会運営が非常に楽に進行できるからであろう。皮肉にも、馬鹿にされているのである。森友も籠池夫妻の逮捕により、加計も認可相当により終わっ他も同然となった今、特別国会の会期を延長しても何も審議することはない。唯々、批判的な野党に嫌気が指すだけである。立憲、社民、共産、自由、年寄り無所属の会は、シュリンクし、いつの日か忘れ去られていく存在になる。明治維新の再来、会津は破れ長州の時代となった。歴史では、その後、天皇を国家元首として祭り上げ朝鮮、中国と戦争となり真珠湾へと向かうことになった。西郷隆盛率いる薩摩が立憲、長州に参加した土佐が希望、佐賀が民進と考えれば、構図は面白いぐらいに合致する。維新の立役者西郷は貴族化した政府を去り西南の役で政府軍に敗れて戦死した。言論統制、強制労働が横行し権力者がのさばる世となった。敗戦で歴史を反省し策定されたのが今の憲法である。権力者にとっては、人権だの自由だの平和だのと目障りとなる条文が多いのであろう。憲法改正が発議されれば、最後の判断は国民投票に委ねられることになる。謙虚、真摯などと言った言葉面に惑わされないよう気を付けないと歪んだ民主主義を押し付けられることになる。今はその方向に向かっていることと考えて間違いない。この数年で答えが出る。