① 「日光街道」
江戸時代に整備された五街道の一つ日光街道は江戸から徳川家康を祀る
日光山東照宮に至る主要道路として東海道に次いで整備されています
ただ日光街道の敷設を命じたのはその家康本人、以降東照宮をお参りするだけの道ではなく
本来下野国(栃木県)を通り奥州(東北地方)方面への物流の動脈路線として整備されたもの
であることは明白です。
その日光街道は川口市を通りませんが「日光社参」の際は江戸城より幸手宿(ここで日光街道に合流)
までは日光御成道を用いていたようです。
② 「日光社参」
家康命日の旧暦4月17日に東照宮において参拝する行程で実施される事が多かった。
往路を「社参」(しゃさん)、復路を「還御」(かんぎょ)と言います。
2代秀忠 、3代家光を始め6名の将軍が延べ17回 日光社参を行っています
全将軍が行ってはいませんし、12代 家慶 の1843年(天保14年)が最後となっています
その中で特に家光の9回は突出しています 家康に孫として直接可愛がられたのですから想いも
尊敬の念も強かったに違いありません
そのうち1回だけ秀忠(大御所)と家光(将軍)が親子で一緒に行ってます 1628年(寛永5年)と記されています
また記録によれば8代 吉宗の行列は供奉者133、000人、 人足228,000人、馬 326,000疋とされています
莫大な経費が掛かったことは容易に想像できます 沿道の民もさぞや大変だったと思います
片道約150㎞ 3泊4日 日光で2泊 全行程8泊9日です 1日8時間をかけ 約30~40㎞を進みます
平均時速は4~5㎞となります
江戸城を出発した行列は岩淵宿(赤羽)から荒川を渡り(社参行列の時は仮設の橋を架けたそうです)川口宿に入ります
本町1丁目 通称「本陣」を通り錫杖寺に寄り鳩ケ谷宿に向かいます
その川口宿から鳩ケ谷宿への往路の行程を再現するのが今回のメインイベントです
今日16日に全市一斉に広報掲示板にこのイベントのキャッチフレーズとシンボルマークの公募の
ポスターが貼られました 賞金が出ます皆さん応募しましょう 詳細は市HPにも掲載されています