謹賀新年
さて、昨年度を振り返りながら今年の抱負を語れたらと思います。
昨年度新春は、元祖宮大工師匠御子息のご厚意いただきながら、
「空海」の御位牌 と 歴代の天皇陛下の御位牌 を拝見させていただくという貴重な機会を与えてくださり有難い思いです。
本堂の御本尊様の前を歩き裏に回り込むと、其処は 秘所となります鉄扉…
幾十にも重ねられた漆塗りの鉄扉。
漆は、耐火被膜をつくり、扉の内部の室を守ります。先代の大工の知恵です。
重い扉が開かれ、中に通していただく際、一瞬、躊躇いが起きる程の光景を目の当たりにします。
まさか、あれほど位牌 が、大きいとは存じ上げませんでした(´・_・`)
中に広がる 歴代の住職様方の御位牌は、数百体という数。これらが、ずらりと横5列に 向かって左手の壁に並びます。
更に、室内の奥にまた扉があり、そこには、高さ1メートルはありましたか、とにかく特別大きな御位牌があります。
これが、歴代の天皇陛下の御位牌であられます。
漆塗りの鉄扉は、万が一火災で寺が焼けたとしても、位牌を守る役目を果たしてくれる。
さて、この様な経験から、近年、語られる 「職人」 と一般の方が語られる それ に、kazは、少々疑問を投げます…
僕自身、4歳の頃から多彩な職人さんを見てきました。何せ十代に渡る職人家業(≧∇≦)
「職人は腕だ!」と語ります。
「職人は 伝統だ!」と語ります。
さぁ、良く聴いてください。
昨日今日の職人家業で語るのではありません。
歴代の ウンザリするくらい、周囲が職人だらけらの世界から、前に申し上げた第一線で御活躍される超一流の職人さんは、何が違うのか?
kaz の納得できる 何か をkaz自身感じてきた それ が、浮き彫りというのでしょうか、あぶり出しになるというのでしょうか、見えてくる様でした。
我々は、一生懸命やります。
我々は、材料 をコントロールしよう等とは決して思いません。
コントロールしようと思う者、コントロール出来ている と見える者は、いずれ自ずと崩壊するでしょう。
我々は、材料に導かれているだけです。
技とは、最終的に 無化 するが如く
必然性に導かれる様に創造する矛盾…
自然を表現する為に、不自然な造作をする…
木を切り、木を削り、木に細工し、数十年後の木の動きを見切り、先読みした気になった我々は、材料を利用する。
だが、神様か神仏か叡智を授かり技術練磨する人間として、材料を再利用し、感謝して「造らせていただく」
「造らされる」 御気持ちが、存在するのだとkazは、予感しています。
その後、夏に工学博士とのディスカッションもありました。こちらは、楽器の音色創りの為にkazが気になっていた あるテーマ を確認したくてアポをとり、お会いしたのです。
博士とのディスカッションもまた、本当に勉強になりましたし、いろいろ確かめられる場となりました。
そして、暮れには、木工機械の開発者との一ヶ月間に渡るディスカッションも、kaz VS 3DCAD から 終いには手書きの数式のやり取りにお付き合いくださり、すっかりスッキリ様々な機械の謎を解明できた 締めくくりとなりました。
そして、本年度2013年は、楽器の音色創りを共同研究くださる演奏家さんや先輩方と頑張ってゆきます。
また、お正月明けには、家業の新築上棟式もあります。今後は、こちらも沢山写真をUPしていきます。
幼少の頃から、かなり、風変わりなkazでありまして(≧∇≦)
中々、人付き合いが上手な方ではない分、誤解を招く事もあるかもしれませんが、どうぞ、よろしくお願いします。
また、とりあえずのHPもあります。
こちらを管理くださってるミアさん。
いつもありがとう。
いずれは、この正体不明なkaz を、ミアさんとのHPに、
楽器関係は共同研究者の演奏家さんとまとめていければとも思います。
まずは、皆様 よろしくお願いします。
kaz
さて、昨年度を振り返りながら今年の抱負を語れたらと思います。
昨年度新春は、元祖宮大工師匠御子息のご厚意いただきながら、
「空海」の御位牌 と 歴代の天皇陛下の御位牌 を拝見させていただくという貴重な機会を与えてくださり有難い思いです。
本堂の御本尊様の前を歩き裏に回り込むと、其処は 秘所となります鉄扉…
幾十にも重ねられた漆塗りの鉄扉。
漆は、耐火被膜をつくり、扉の内部の室を守ります。先代の大工の知恵です。
重い扉が開かれ、中に通していただく際、一瞬、躊躇いが起きる程の光景を目の当たりにします。
まさか、あれほど位牌 が、大きいとは存じ上げませんでした(´・_・`)
中に広がる 歴代の住職様方の御位牌は、数百体という数。これらが、ずらりと横5列に 向かって左手の壁に並びます。
更に、室内の奥にまた扉があり、そこには、高さ1メートルはありましたか、とにかく特別大きな御位牌があります。
これが、歴代の天皇陛下の御位牌であられます。
漆塗りの鉄扉は、万が一火災で寺が焼けたとしても、位牌を守る役目を果たしてくれる。
さて、この様な経験から、近年、語られる 「職人」 と一般の方が語られる それ に、kazは、少々疑問を投げます…
僕自身、4歳の頃から多彩な職人さんを見てきました。何せ十代に渡る職人家業(≧∇≦)
「職人は腕だ!」と語ります。
「職人は 伝統だ!」と語ります。
さぁ、良く聴いてください。
昨日今日の職人家業で語るのではありません。
歴代の ウンザリするくらい、周囲が職人だらけらの世界から、前に申し上げた第一線で御活躍される超一流の職人さんは、何が違うのか?
kaz の納得できる 何か をkaz自身感じてきた それ が、浮き彫りというのでしょうか、あぶり出しになるというのでしょうか、見えてくる様でした。
我々は、一生懸命やります。
我々は、材料 をコントロールしよう等とは決して思いません。
コントロールしようと思う者、コントロール出来ている と見える者は、いずれ自ずと崩壊するでしょう。
我々は、材料に導かれているだけです。
技とは、最終的に 無化 するが如く
必然性に導かれる様に創造する矛盾…
自然を表現する為に、不自然な造作をする…
木を切り、木を削り、木に細工し、数十年後の木の動きを見切り、先読みした気になった我々は、材料を利用する。
だが、神様か神仏か叡智を授かり技術練磨する人間として、材料を再利用し、感謝して「造らせていただく」
「造らされる」 御気持ちが、存在するのだとkazは、予感しています。
その後、夏に工学博士とのディスカッションもありました。こちらは、楽器の音色創りの為にkazが気になっていた あるテーマ を確認したくてアポをとり、お会いしたのです。
博士とのディスカッションもまた、本当に勉強になりましたし、いろいろ確かめられる場となりました。
そして、暮れには、木工機械の開発者との一ヶ月間に渡るディスカッションも、kaz VS 3DCAD から 終いには手書きの数式のやり取りにお付き合いくださり、すっかりスッキリ様々な機械の謎を解明できた 締めくくりとなりました。
そして、本年度2013年は、楽器の音色創りを共同研究くださる演奏家さんや先輩方と頑張ってゆきます。
また、お正月明けには、家業の新築上棟式もあります。今後は、こちらも沢山写真をUPしていきます。
幼少の頃から、かなり、風変わりなkazでありまして(≧∇≦)
中々、人付き合いが上手な方ではない分、誤解を招く事もあるかもしれませんが、どうぞ、よろしくお願いします。
また、とりあえずのHPもあります。
こちらを管理くださってるミアさん。
いつもありがとう。
いずれは、この正体不明なkaz を、ミアさんとのHPに、
楽器関係は共同研究者の演奏家さんとまとめていければとも思います。
まずは、皆様 よろしくお願いします。
kaz