kazさんの日々彩々2

どうして花は咲くのだろう?どうして小鳥はさえずるの?
やさしい想いや言葉にふれて、どうして人は泣くのかな?

“親子”という事・・

2008年12月27日 | 「想」の彩り
今日は早朝より、娘と連れ立って、
ある児童養護施設の餅搗き大会に参加。

駆けつけた大人や子ども、そして勿論、
施設の子ども達が一緒になっての餅搗き大会だ。
たくさん用意された餅米を蒸籠で蒸し、
およそ4時間ほどをかけて、
ヨイショ、ヨイショ!と気持ちを一つにして餅をついた。





餅米が蒸されるまでの空いた時間、子ども達は置かれた境遇は違っても、
すぐに打ち解けあって皆一緒になって楽しく遊んでいた・・。

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どうやら僕は、施設のこの子らに対する自分の思いを
上手く書けそうにない・・。
また、書く気も無い。

ただ、現実の事として、この事だけは書いておこう。

それは、こういった児童養護施設にいる子どもたちは、
両親との死別、そして離婚といった事だけに限らず、
実はその多くが、“親からの虐待”といったものから逃れるために、
ここにいるという事実だ。

そして、悲しい事に、その数は年々増えているのだという・・。

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昼前に、餅搗きは無事終了。
つきたての餅が入った袋を一つ貰い、娘を車に乗せて家へと向かう。
娘は、考え事でもしてるのか何も話さない。
途中、“この子が生まれた病院の側を通るなあ。”と思った僕は、
自分が生まれた病院に行ってみないか?と誘ってみた。
「うん!行ってみたい。」

病院に着くと、娘は興味深そうに一つひとつの窓を眺め、
「あの辺の窓の所がそうだよ」と教えてやると、
「へ~、そうなんだあ。」と更にじっと見入っていた・・。

9年前、娘はこの病院で産声を上げた。
そして、あの施設の子ども達も、皆同じように
元気な産声と共に生まれて来たはずだ。
その時、その両親らはどんな顔をしてたのだろう?
きっとやっぱり、喜びに満ちた優しい笑顔だったんじゃなかったのか?と
思ったのだけれど、その笑顔をいくら想像してみようとしても、
なんだか上手く、思い浮かべる事は出来なかった・・。


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