そろそろ桜もチラホラ咲きだして、花見の季節。
また、歓送迎会が行われる時期でも。
けれども大震災が起きた直後とあって、
そういった事に対しての自粛ムードが高まっているらしい。
「そりゃそうだ。こんな時だからな・・」と僕も思ったが、
その影響で、肉類の販売と同時にバーベキュー用コンロの貸し出しなどを
行っている業者の方々や弁当販売店など、売り上げが全くと言っていいほど伸びず、
困惑しているらしい・・。
例年なら歓送迎会で賑わっているはずの飲食店なども、
閑古鳥が鳴いている様子だ。
自粛を心掛けるというのは、日本人らしい美しい行為だとは思う。
けれども、そのためにまた一種の被害を被ってしまう人達が出て来てしまうというのは困りもの・・。
いったい何のための自粛やら?ということになりかねない。
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先日、行った我が家での、子供達のためのささやかなバーベキュー大会。
このとき、実は僕も「中止にしようか。」と悩んだ。
震災・津波のために、命を奪われてしまった同じ子供たちのことを思えば・・・・・・
けれども、だからこそ・・
今ここにいる子供達のために自分がしてあげられる事を、やはり今すべきだ!と思い、行なった。
そして、それはやっぱり良かったことだと思っている。
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一つ提案有り。
極端な自粛ではなく、例えば花見のための、その会費の半分を
今年は被災地の方々への献金へとまわす。
そして残りの半分の会費で、花見という名目ではなく、
これからの日本のために、個人として、会社として、地域として
やらねばならない事、やってはならない事を互いに語り合う、
屋外での懇談会の場としてはどうだろう?
暖かい陽のぬくもりに感謝をし、互いの命を大事に思い、
エアコン(電力)に頼る事なく過ごす時間というのも、
これも今だからこそ、大切なことなのかも知れない・・。
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過度の自粛は、“委縮”につながる。
互いに知恵を出し合って、「今、何をどうする事が一番良いのか?」
僕ら日本人はこれから常に、そのことを真っ先に考え行動すべきだと思う。
思わず言っちゃいました、みんながそんな事するとホテルつぶれちゃうよ!行きなさい、って。
世の中をお金が回らなくなると、結局景気が悪くなって回り回って被災地にもいい影響はありません。
お金のある人はこんな時こそいっぱい使って欲しいですね。
お嬢様、おめでとうございます!
大口のおじいさまが喜ばれた事でしょう。
言ってやりましたか、お友達に。(笑)
そのお友達の気持ちも、わからないでは有りませんが、フラさんがおっしゃる通りだと僕も思います。
「でもね、だからこそ!」だと。
何らかの良い影響を生み出すことのできる自粛(例えば節電なども、ある意味で自粛。)ならばいいのだけれど・・。
ヘソ曲がりの僕には・・
自粛という言葉の陰に、一部“世間体”という考え方も見え隠れしているような気がしてならず・・です。