11月3日(日)
散歩で見た花
フジバカマ(藤袴)
キク科 ヒヨドリバナ属 多年性植物
別名:アララギ コウラン(香蘭) ランソウ(蘭草)
原産地:中国 朝鮮 日本(本州(関東以西)~九州)
開花期:8~9月 草丈:60~100㎝ 秋の七草の一つ
フジバカマ
繊細な花姿とは裏腹に丈夫で育てやすい植物です
フジバカマは茎の先端に小さな花を沢山付ける多年草です
花の色は白 ピンク 薄紫色など筒状で袴に似ているためフジバカマと
付けられました
原産地
日本を含む東アジアで日本でも古くから育てられており奈良時代に
編纂された万葉集にも名前があります
秋の七草の一つで現在に至るまで和歌や俳句の題材とした愛されています
※現在は日本の環境が変化した事もあって数を減らし自生している
フジバカマは絶滅危惧種となっています
フジバカマは香りが良い事からランソウ(蘭草)コウソウ(香草)などの
別名が付けられたとされています
ただ株がみずみずしい状態ではほとんど香りがしません
香りを楽しみたいときには葉や茎を乾燥させる必要があります
乾燥させたフジバカマは桜餅の様な芳香を放ちます
花が終わった後ドライフラワーやポプリなど作り香りを楽しむ方も多い様です
アサギマダラとの関係
美しい浅葱色の羽が特徴のアサギマダラは暖かい場所を求めて
2000Km以上の距離を旅する「渡蝶」として有名です
アサギマダラはフジバカマをはじめヒヨドリバナやヨツバヒヨドリなど
特定の花の蜜を吸う習性があります
フジバカマは耐夏性、耐寒性共に優れる丈夫な花です
何処でも育てやすい園芸初心者でもおすすめです
白花フジバカマ
2024.11.3 フジバカマ(藤袴)