ヒヤシンス(風信子 飛信子)
学名:Hyacinthus orienttalis
科名/属名:キジカクシ科 ツルボ亜科 ヒヤシンス属
球根性多年草 ヒアシンスとも表記される
分布:地中海東部沿岸(シリア トルコ レバノン イスラエル
イラン トルクメニスタン付近の原種) 開花期:2~4月
耐寒性秋植え球根として扱われ鉢植えや水栽培などで鑑賞される。
春先に香りの良い花を咲かせる。
原種本来の花色は青紫色のみだが園芸品種には暖色から寒色まで様々な
色彩が濃淡鮮やかに揃う。
花は総状花序と言って茎の周囲に小さな花が複数密集するように咲きます。
一つ一つの花は直径Ⅰ~2cmと小さくラッパの様な形をしています。
花の付け根は繋がっていて先端は6つに裂けています。
スズランやムスカイりは釣り鐘の様に花をうつ向かせて咲かせますが
ヒヤシンスは真横を向くように花を咲かせます。
ヒヤシンスの名はギリシャ神話の美少年ヒュアキントスに由来します。
同性愛者であった彼は愛する医学の神様アポロンと一緒に円盤投げに興じていた。
しかしその楽しそうな様子を見ていた西風の神ゼュロスは焼きもちを焼いて
意地悪な風を起こしました。
その風によってアポロンが投げた円盤の軌道が変わりヒュアキントスの額を
直撃してしまった。アポロンは医学の神の力を持って懸命に治療するが
その甲斐もなくヒュアキントスは大量の血を流して死んでしまった。
ヒヤシンスはこの時に流された大量の血から生まれたとされます。
このエピソードから花ことばは「悲しみを超えた愛」となっています。
日本には1863年(文久3年)に渡来しました。
文久3年2月になってフランスから一年草の花物の種や球根植物
その他色々なものが伝わりました。
その花物の球根の中にチューリップやヒヤシンス スイセンなどがあって
それは日本人には珍しかったとあります。 ウィキペディアから
2021年に 庭で咲いたヒヤシンス
植えた覚えは無いのですが
芽が出て蕾を持って咲きました♡!
※ ダッチ系ヒヤシンス
流通しているヒヤシンスの多くはオランダで品種改良されたダッチ系
と言われるヒヤシンスです。
花数が多く花付きも良く豪華なのが特徴です。
※ローマン系ヒヤシンス
ダッチ系に対してローマン系と呼ばれるヒヤシンスもあります。
ダッチ系に対して花数が少なく野花の様な控えめな趣の可愛らしい花です。
※色別花ことば
紫(悲しみを超えた愛) 赤(嫉妬) 白(控えめな愛らしさ)
青(変わらぬ愛) ピンク(しとやかな可愛らしさ)など
花ことばによって印象が変わるので大切な人へのプレゼントなら
ポジティブな意味を持つ白や青の種類を選ぶのがお勧めです。
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